看板の文字にみる英数字の方向

春先からずっと議論しているUnicodeのUTR#50という仕様のこと。文字のデフォルト方向を決めようというものなのです。

どうも、Twitterに登場するデザイナーとかDTP制作者は英数字のデフォルトが横倒しになってもあまり困らないようで、世間の感覚とずれているように感じます。このずれは、ある印刷業界に詳しい人の忠告では、彼らはずっと昔からそれでやってきたし、そのように訓練されてきており、現状でちゃんと仕事ができているし、困っていないから話しても無駄なのだそうです。プロとはそういう訓練を受けている人のことなのでしょう。まさしくプロフェッショナル恐るべしです。

で、その忠告者によると、そういう人にはご苦労さんとだけ言って議論は避けるようにする方が良いと。

しかし、Twitterに出てきて意見を言うのは、みんなプロばかりなんですよ。

まあ、そんなことで、会社の近くの看板の文字をいくつかピックアップして憂さ晴らし。

1.地名番地

近くの中央区の看板ですが、数字の20は縦中横という方式で正立しています。Chuo-ku Nihonbashi Kodenmachoの文字も縦中横という方式で正立です。

2.東京三菱FUJ銀行

UFJはアルファベット大文字で正立です。

で、どうよ、やはり世の中正立が多いじゃないかと思ったら・・・

3.みずほ銀行

みずほ銀行の看板には、横倒しのロゴが入っていました。まあこれは正式な銀行名ではなくて、デザインされたロゴなので、他とか少し違うのでしょうね。