ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則シリーズ第3弾 『今日からできるEコマースの集客戦略!: ~広告予算がなくても、アクセスは伸ばせる~』

「ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則シリーズ」第3弾『今日からできるEコマースの集客戦略!: ~広告予算がなくても、アクセスは伸ばせる~』が、アマゾンプリントオンデマンド、およびKindle版で発売となりました。

このシリーズは株式会社 ECマーケティング人財育成の石田社長のブログをトピック別に整理して書籍の形式で発刊するものです。シリーズ第三弾にあたる本書のトピックは、インターネットマーケティングでもっとも難しく、Eコマース運営者の誰もが頭を悩ます「集客戦略」です。

ECMJ3-

本の情報
書名:『今日からできるEコマースの集客戦略!: ~広告予算がなくても、アクセスは伸ばせる~』
シリーズ名:ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則
著者:株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役 石田麻琴
発行元:アンテナハウス株式会社CAS電子出版

○POD版
ページ数:A5版文字サイズは9ポイントで1行18文字2段組、33行/1ページ。全184ページ(タイトルページ、目次、奥付含む。)
価格:2,179円(消費税込み)
ISBN:978-4-900552364
販売店:アマゾン(amazon.co.jp)

○電子版
当初はKindleのみ(Kindleセレクト)で販売していますので、Kindle Unlimitedでお読みいただけます。先々は他の電子ブックストアでも販売する予定です(そのときはKindle Unlimitedではお読みいただけなくなります。また価格も変更となります)。
ISBN:978-4-900552371(アマゾンのASIN:B01M72RPUK)
電子版発売元・価格:Kindle版:税込1,250円(Kindle Unlimited対象)

内容のご紹介

マーケティングで有名な法則にAIDMAがあります。AIDMAのAは認知と言われますが、認知における第一の段階は存在を知ることです。いくら良いサービスを提供し、いくら優れた商品を提供したとしても、消費者あるいは販売したい潜在的な顧客に存在を知ってもらえければ決して使ってもらえません。サービスの利用者が増えない・商品が売れない一番大きな原因は「知られていない」からです。

特に、道行く人に、通りがかりに目にして貰う機会がある実際の店舗、またお店の棚に実際の商品が陳列されるリアルの世界と比べると、インターネットの世界では、端末画面の上に表示されなければ、存在を知って貰う機会がゼロとなります。そこでE コマース事業を成功させるために最初に取り組むべきなのは「集客」です。現在、Eコマースサイトの大部分は集客を広告に頼っています。しかし、Eコマースサイトは無数に増えていきますので、広告に頼るだけでは収益がどんどん低下してしまいます。

本書ではいつの時代も変わらない「原理原則」の視点からEコマースの集客戦略について語られている記事をまとめています。ショッピングモールの検索対策、Googleアナリティックスの見方、データに基づく広告枠の選択、バナー広告クリック率の向上方法、広告効果の検証法、広告画像の制作、広告テキストの制作など豊富なテーマを取りあげており、インターネットマーケティング担当者にとって、目から鱗が落ちるようなヒントが満載されています。

目次
はじめに
第1章 集客はE コマース事業のキーポイント
第2章 広告で成果を生む秘訣
第3章 メルマガ
第4章 検索
第5章 コンテンツマーケティング
第6章 Web サイト運用改善
第7章 アイデアを絞る
第8章 「違い」をつくる
第9章 競合分析
第10章 制作のポイント・スマホ対応・WEB と紙
索引

詳細目次
下記は本文のオリジナルブログ一覧です。

第1章 集客はE コマース事業のキーポイント
インターネット集客。ネットショップの存在を知ってもらう3つのパターン【no.0798】
新規顧客の集客方法は、詰まるところ4つしかない。【no.0251】
ネット広告で新規顧客を集めるための原理原則。【no.0255】
検索エンジンからの自然流入を増やすために。【no.0262】
メディア拡散のヒントは、メディアの傾向を知ること。【no.0269】
リアルビジネスはインターネットでも勝てます。【no.0277】
紹介してもらうこととは、話題にしてもらうこと。【no.0285】

第2章 広告で成果を生む秘訣
ヤフーショッピングの無料化でのEC業界の影響は? 【no.0043】
ヤフーの「eコマース革命」は改善のチャンス!【no.0044】
ヤフーショッピング広告戦略のポイント・考え方。前編 【no.0045】
ヤフーショッピング広告戦略のポイント・考え方。後編 【no.0046】
ヤフーショッピング広告戦略のポイント・考え方。終【no.0047】
広告の成果データの開示で、ヤフーショッピングの出店者をもっと賢く・・! 【no.0048】
ショッピングモール広告枠との格闘。積み重ねが大事です。【no.0320】
Yahoo!ショッピングの広告CPCをなんとかして、半分にしたい!【no.0323】
ネット広告の掲載回数は、コントロールできるのか?【no.0327】
「これをしちゃいけない」はあるが、「これをすればいい」はない。【no.0331】
マーケティングの「魔法の杖」は、地中に埋もれている。【no.0335】
新設のYahoo!ショッピング広告の取捨選択の方法【no.0338】
ネットショップで広告を使うふたつの目的を理解しよう。 【no.0149】
初めて広告を買うときの選定方法。ここは競合にのっかっていこう【no.0977】
広告はネットショップ運営の花形!広告作成のコツを考える。【no.1002】
広告画像は「お客様を馬鹿にしてるんじゃないのか?」と不安になるくらいわかりやすく。【no.1003】
広告画像と比べると、広告テキストは比較的作成のポイントが明確。【no.1004】
成果管理表を作成して、1回1回の挑戦を最大限ノウハウにする。【no.1005】
広告戦略は、「広告選び」が勝負の半分を決める。【no.1096】
スマートデバイスが変える、看板広告の広告価値【no.0456】
EC事業の損益分岐点と顧客生涯価値から広告費率を考える。 【no.0127】
インターネット広告の費用対効果が悪い、は果たして本当なのか?【no.0543】
楽天サーチワード広告が使える理由。【no.0209】

第3章 メルマガ
ネットショップにおけるメールマガジンの成果検証の方法。数値項目編【no.0520】
ネットショップにおけるメールマガジンの成果検証の方法。検証具体策編【no.0523】
ネットショップにおけるメールマガジンの成果検証の方法。顧客セグメント編【no.0526】
ネットショップにおけるメールマガジンの成果検証の方法。セグメントの切り方編【no.0529】
ネットショップのメールマガジン、テキストメルマガでいくかHTMLメルマガでいくか【no.0775】
セグメンテーションをしただけで、お客様の反応が変わる不思議【no.1073】

第4章 検索
ショッピングモールの検索順位を考えるときの「原理原則」。 【no.0162】
検索順位アルゴリズムに適応するため実践&検証を繰り返す。 【no.0164】
自分の頭の中にない言葉を、検索することはありません【no.0388】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」1【no.0684】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。2【no.0688】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」3【no.0698】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」4【no.0705】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。5【no.0712】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。6【no.0719】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。7【no.0733】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。8【no.0740】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。9【no.0747】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。10【no.0753】
楽天、ヤフー、DeNA、どこでも同じ。ショッピングモールのランキング・検索順位の使い方【no.0620】
インターネット×コンテンツの時代。「検索」ははたしてどうなる?【no.0736】

第5章 コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングは、現代おける「修行」です。 【no.0165】
オウンドメディアに取り組むことの効果5選。前【no.0183】
オウンドメディアに取り組むことの効果5選。後【no.0185】
ネットビジネスでメディアとブログに取り組む価値。【no.0291】
ブログを継続するための、「ネタ」に対する考え方。其の壱【no.0442】
ブログを継続するための、「ネタ」に対する考え方。その弐【no.0446】
ブログを継続するための、「ネタ」に対する考え方。其の参【no.0453】
ブログを継続するための、「ネタ」に対する考え方。その四【no.0458】
ブログを継続するための、「ネタ」に対する考え方。その五【no.0465】
これでコンテンツマーケティングの鬼?ブログを継続するためのコツ。前半【no.0639】
これでコンテンツマーケティングの鬼?ブログを継続するためのコツ。後半【no.0641】
売上が上がらないなら、毎日ブログを書いてみてはいかがでしょう。【no.0617】
どこでブログをやった方がいい?プラットフォームを活用するか否か【no.0795】
マーケティングブログを毎日書き続けて、2年が経過しました。【no.0730】
ブログを活用してインターネットから新規顧客にリーチする。5つのポイント【no.0813】
本日999回目。ECMJブログを1,000日間続けてわかったこと。【no.0999】
ブログを書き続けていると何かが起こる。それがお客様の「インサイト」【no.0802】
続・ブログを1,000回続けていてうれしかったことがありました。【no.1020】
ブログを書くのは毎日ではなく、月2回1,000文字でも意味があるか。【no.1076】
情報発信は出し惜しみしない。100%を出すつもりでいく【no.0926】
インターネット活用は定期的な「更新」と「発信」ができてこそ【no.0925】
お客様への「能動的なアプローチ」をマーケティングの「軸」にする【no.0918】
ブログはなぜ1,500文字なのか!?大切なのは「自分ルール」を徹底すること【no.0817】

第6章 Web サイト運用改善
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その壱【no.0941】
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その弐【no.0942】
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その参【no.0943】
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その四【no.0946】
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その五【no.0947】
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その六【no.0948】
「数」のWEBメディア、「質」のWEBメディア。最後に勝つのはどちら?【no.0953】
御社のウェブサイト改善の優先順位、もしかしたら少しズレてるかも【no.0544】
WEBサイトの良し悪し。初見ではっきり言えることはひとつだけです【no.0954】

第7章 アイデアを絞る
あなたはインターネット広告を全てストップできる? 【no.0069】
「成果が上がらない」ことのほとんどの理由は「ただ単に知られていない」だけ【no.0430】
人は、お金を使うと頭を使わなくなる。汗水も流さなくなる。だから勝てない。前編【no.0662】
人は、お金を使うと頭を使わなくなる。汗水も流さなくなる。だから勝てない。後編【no.0663】
改善のアイデアは、絞れば絞るほど生まれてくる。絞らなきゃ生まれない。前【no.1047】
改善のアイデアは、絞れば絞るほど生まれてくる。絞らなきゃ生まれない。後【no.1048】
「広告を使わない」で試行錯誤する、もがく。そんな自分ルールから始める【no.1038】
広告を使わないことで培われるもの。「頭を使う」ともうひとつは?【no.0880】
「やると決めたことをやる」ために、3つの環境を整える。【no.1037】

第8章 「違い」をつくる
「違い」は非効率から生まれる。まず「最高」を想像しよう【no.0395】
「違い」は「非効率」から生まれる。「非効率」から「効率」を見出せば「強み」になる【no.0432】
ネットショップの「違い」や「差別性」で悩んだら、「雑誌」をチェックしてみるといい【no.0828】
「違い」をつくるため、徹底的に情報発信して自分自身がメディアになる【no.0838】
「ひと手間」を徹底することで、サービスの「違い」をつくる【no.0899】
「違い」をつくって、「違い」に共感してくれるお客様をひたすら探す【no.0940】
数ある競合の中から選ばれる「潜在的な集客力」をつくる【no.0975】

第9章 競合分析
競合分析の習慣をつける具体的な方法。【no.0242】
競合分析は「原因」と「結果」を意識する。【no.0247】
ネットショップの「競合分析」。数字をつかむことの難しさ【no.1009】
ネットショップの「競合分析」。ひとつの競合を点ではなく線でみる【no.1010】
自社の商品が市場で「負け」ていないか。丁寧にチェックする【no.1058】
実は意外と「やりきれ」ていない競合調査。まず最初にやることは?【no.1072】

第10章 制作のポイント・スマホ対応・WEB と紙
画像撮影、画像加工、恐るることなかれ!無料でできること、お金をかけるところ【no.0984】
ネットショップのイメージ画像撮影は事前の準備がポイント【no.0841】
ネットショップ出店で最初につまづくのはページの制作。【no.0050】
ネットショップのページ制作。どこから手を付ければいい?【no.0648】
ページ制作の成功事例や理論は、あくまで次の改善を考えるための材料【no.0649】
スマホ対応の流れは一旦止まったようだけど・・【no.1032】
コンテンツ制作の方針、店舗情報の表示、回遊性の3つのポイントからスマホ改善を考える【no.1033】
大切なのはスマホを使うお客様の「ご不便、ご不満」を解決すること【no.1034】
紙とWEB。編集とマーケティングの最大の「違い」とは!?前半【no.0530】
紙とWEB。編集とマーケティングの最大の「違い」とは!?後半【no.0536】
紙(カタログ)通販がネットショップをやるとき気をつけること。【no.0203】

既刊本紹介

[1] 既刊本と併せてぜひお読みください。
1. 第一弾「おにぎり水産 鬼切社長のEコマース奮闘記: ~とある地方の笹かまぼこ工場がネットショップを成功させるまで~」
2. 第二弾「E コマース成功のための土台づくり~ネットのマーケティングを徹底的に理解せよ~」
[2] ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則シリーズ
[3] アンテナハウス書籍一覧

メールマガジンのEPUB変換例

お盆休みが終わり、ビジネス再稼動。ということで、昨日、CAS-UB関連のニュース・メルマガを発信いたしました。

今回は、メルマガEPUB変換サービスを開始しましたので、テキスト・メルマガのみではなくて、メルマガのEPUB版も作成しました。現状の、メルマガとEPUBの配信方式の違いは、メルマガがプッシュ配信なのに対して、EPUBはダウンロード方式になることです。将来はプッシュ配信によるEPUBメルマガも普及することと思いますが。

1.元のメルマガはテキスト190行。印刷しますとA4で3枚と少しあります。次のような感じです。テキスト形式の場合は、行間などの設定が適正になりにくいため読みにくくなります。

・1ページ目

・2ページ目

・3ページ目

・4ページ目

◎もとのテキストファイルは次からダウンロードできます。
メルマガテキスト(変換前)

2.このメルマガを、CAS-UBのメルマガ変換を使って簡単な操作でEPUBにすることができます。

◎メルマガ変換結果は次のページからダウンロードできます。
http://www.cas-ub.com/samples/ahnews20120821.epub

例としてiBooksで表示したところの画面スナップショットを示します。
EPUBではCSSで行間の設定を行なうことができますので、テキストよりも読みやすくなります。

また、今後はEPUB形式のメルマガを書店の流通に乗せることもできるようになるだろうと予想します。

CAS-UBの試用ライセンスでもメルマガEPUB変換をお試しいただくことができます。関心をお持ちの方はぜひお試しください。

□■□■□■□■□■□■ご案内□■□■□■□■□■□■

CASオンラインショップでCAS-UBのユーザー登録することで、誰でも30日間だけ無償でご利用いただくことができます。
CAS-UB評価ライセンス

メルマガEPUB変換機能を正式サービスに追加しました

8月10日より、CAS-UBの正式サービスに「メルマガEPUB変換」を追加します。

メルマガEPUB変換は、一定の規則で書いたメールマガジン(メルマガ)のテキストファイルをアップロードすると、規則に従ってEPUB3に自動変換するサービスです。

極簡単な操作で読み易いEPUBを作成できます。
メルマガをEPUBにすることで次のようなメリットがあります。

1. 目次を設定して、目次の項目をクリックすることで記事本文の見出しへジャンプできるようになります。
2. 大見出を設定することで、記事の先頭を見つけやすくなります。
3. メルマガのテキスト本文を読みやすくなります。
3.1 メルマガは1行毎に強制改行されているため行幅を小さくすると文章が行の途中でちぎれてしまいます。CAS-UBではEPUBにする際に段落内のテキストを結合しますので、画面の幅で改行するようになり、小さな端末画面などで読みやすくなります。
3.2 文字の大きさや1画面の文字数をEPUBリーダで変更できるようになりますので読みやすくなります。

メルマガには目次や本文の記事区切りと記事の大見出しがあります。さらに各記事の本文は記号などで見出しの飾りや目印をつけています。EPUBに自動変換するには、これらが一定の規則にしたがって書かれている必要があります。

○変換元のメルマガテキスト

メルマガEPUB変換では、規則的に書かれた飾りや目印を使ってEPUBの見出しなどに変換します。

○変換でできたEPUBをiBooksで表示

飾りや目印のつけ方をテンプレート化して「メルマガ種別」として用意しています。現在、用意している出来合いのメルマガ種別は4種類ですが、正式ユーザーの方には1種類までは無料でメルマガのテンプレートを用意します。ご希望の方は、cas-info@antenna.co.jp まで、ご相談ください。

より詳しいサービス内容やテンプレート・変換サンプルについては、次の記事をご参照ください。

メルマガ変換紹介Webページ

□■□■□■□■□■□■ご案内□■□■□■□■□■□■

CASオンラインショップでCAS-UBのユーザー登録することで、誰でも30日間だけ無償でご利用いただくことができます。
CAS-UB評価ライセンス

メルマガを縦組みのEPUB3やPDFに自動変換する方法の検討

UTR#50の仕様のことを何回も書いていますが、CAS-UBでこのことを取り上げる理由の一つとして、横書きで書いたメルマガを縦組みのEPUB3やPDFによる電子書籍で読むことができるようにしたい、という狙いがあります。

CAS-UBでは、メルマガをEPUBに変換するサービスを計画していますが、いまのところ横組みについての目処をつけた段階です。その後の段階として縦組みはもちろん考えているのですが、縦組みにするには一段階高いハードルがあります。

そう、「文字の方向」です。ほとんどのメルマガでは、英数字と記号が頻繁に出てきます。その英数字と記号の文字コードはほとんどが、Unicodeの基本ラテンブロック(ASCII)範囲のコードになっています。そして、現在、多くのEPUBReaderは、基本ラテンブロックの文字を横倒しにしています。このためメルマガ中の英数字が全部横倒しになってしまいます。これではとても読めません。

ということで、横倒しの文字の方向を調整するのが次のハードルとなります。処理方法として①1文字ずつ正立、②数字は2文字ペアで縦中横、③文字列全体を横倒し、とするとして、この処理を行なうべき箇所がどの位あるかをカウントしてみます。

現在のメルマガの最高峰とも言える『津田大介の「メディアの現場」』(Vol.36、2012年6月30日発行)を題材にして、その中から数ページを取り上げて、①~③の発生頻度を見てみましょう。

CAS-UBでEPUB変換して縦組スタイルシートを適用したものをAdobe Digital Editions 1.8.1で表示して、①にしたら良い箇所を緑で、②にしたら良い箇所を橙で、③にしたら良い箇所を水色の枠で囲ってしめしてみました。

1.「今週のニュースピックアップ」の中の1ページ

このページは、①7箇所、②4箇所、③なしとなります。

2.津田大介クロニクルの中の1ページ

このページは、①8箇所、②1箇所、③4箇所となります。

3.今週の原発情報クリッピングの1ページ

このページは、①7箇所、②7箇所、③5箇所となります。

4.奥の細道の1ページ

このページは、①9箇所、②10箇所、③1箇所となります。

●以上の4ページだけでみますと、

①英数字を1文字ずつ正立させると良い箇所:31箇所
②数字をペアで縦中横にすると良い箇所:22箇所
③英数字を文字列全体として横倒しすると良い箇所:10箇所

となります。

いままでに様々な縦組み書籍の文字の方向を調べて、このブログで結果を報告してきました。それと凡そ同じ傾向を示しています。

数字については横倒しすると良い箇所はほとんどなくほぼ正立が望ましくなります。特に縦中横にすると良い箇所が非常に頻繁に出てくるのが特徴です。

『津田大介の「メディアの現場」』は、URLが頻出します。この例でもURLが4箇所ありますが、それを除くと通常に書かれた日本語文章で英数字を横倒しすべき箇所は少ないことが分かります。

さて、いま、手作業で方向指定方針を示したのですが、これを自動的に判別して最適なマークアップをすることができるとメルマガの縦組みEPUB、縦組み書籍化が自動的に実現できることになります。

英数字がデフォルト正立であれば、このマークアップ数は半減しますが、プログラムで処理するなら作業負荷はどっちでもそれほど変わりません。

メルマガEPUB版をiBooksで読んでみると・・・

以前にCAS-UBにメルマガをEPUBにするインポート機能をつけていることを書きました。

今日はその続きですが、メルマガをEPUBにしたものをiBooks(新しいiPad)で表示してどうしたら読みやすくなるかを考えて見ます。

材料としては次の2種類のメルマガを使わせていただきました。

1.小寺信良の「金曜ランチボックス」 2012年6月15日 Vol.030 「夜間飛行」から配信のもの
2.津田大介の「メディアの現場」 2012年6月13日 Vol.36 「夜間飛行」から配信のもの

「夜間飛行」はメルマガをテキスト形式の他にEPUB形式でも配信しています。「金曜ランチボックス」は「夜間飛行」のシステムで自動的にEPUB形式に変換しているようですが、「メディアの現場」は、津田大介氏の事務所(ネオローグ)が独自にEPUB形式にしてから、それを配信しているようです。

そこで、現在、それぞれのメルマガで配信されているEPUB版(オリジナル版と略記)と、CAS-UBでEPUB形式に変換したもの(本文ゴシック、本文明朝)2種類とを比較してみました。なお、CAS-UBのスタイルシートは現在開発中のアルファ版ですので、正式提供時は変更になることがあります。(スタイルシートは、本日現在クラウドから指定できません)。

1.小寺信良の「金曜ランチボックス」の場合
a) オリジナル版

b) CAS-UB本文ゴシック

c) CAS-UB本文明朝

2.津田大介の「メディアの現場」の場合
a) オリジナル版

b) CAS-UB本文ゴシック

c) CAS-UB本文明朝

3.備考

2種類のメルマガEPUB版についてそれぞれ1画面だけ紹介しました。少し特徴を挙げます。

1)iBookは、特に指定しないと本文がかな漢字はゴシック体、英数字がプロポーショナルの明朝系フォントになります。オリジナル版はそのような表示になっています。

印刷の場合はこういう使い方はしないのではないかと思いますが、URLのような長い英数字列が頻繁に出てくる場合、これでも良いかという気がします。

2)CAS-UB本文ゴシック版は、見出しも本文もゴシック体を有効になるように指定しています。

本文の行送りが少し狭いような印象があります。また、メルマガを自動的にEPUBにするとURLがそのまま見えてしまいますので、URLの表示に工夫が必要なように思います。

3)CAS-UB本文明朝版は、見出しはゴシック、本文が明朝体に指定しています。

新しいiPad位の解像度になりますと、本文を明朝にしても十分読むことができるように思います。ただ、ちょっと画面が白すぎるのが気になりますね。

さて、読者の皆様はこの3種類でどれが一番読みやすいと感じますか。いかがでしょうか。コメントをいただけるとありがたいです。

《注意》現在、CSSスタイルシートは開発中のため実際のサービスで提供されるものは変更になると思います。ご了承ください。

メルマガ配信の新しいステージとEPUBのインパクトを考える―(3)メルマガビジネスの将来

『堀江貴文のブログでは言えない話』の成功により、有料メルマガのブームが始まったのですが、それでは将来はどうなるのでしょうか。

日経ビジネス2012年6月25日号の「敗軍の将、兵を語る」は「ホリエモンの獄中手記」です。その記事の最後の方に次のような文章があります:

しかし、「有料メルマガ」というメディアは大きな可能性があるかもしれません。将来は、テレビや新聞、雑誌に置き換わっていくものだと期待し、発信を続けていきます。

・有料メルマガが堀江氏の予見通り大きなメディアに成長するのでしょうか?
・そのためには何が必要なのでしょうか?

このことについて多方面から勉強してみたいと考えて、有料メルマガライターまたは制作者を対象にして、「ビジネスモデルとしての有料メルマガを考える」セミナーを開催することにしました。本セミナーでは、メルマガ評論家の渡辺文重氏をゲストにお招きして、最近の有料メルマガの動きや未来についてお話をいただきます。

また、私は、EPUBがその一つの鍵になるのではないかと考えています。そして、アンテナハウスでは、メルマガを自動でEPUB3に変換するサービスを近く開始します。本セミナーではその狙いや内容についても紹介します。

●本セミナーの概要

テーマ 有料メルマガライターまたは制作者のためのEPUB作成セミナー
~ビジネスモデルとしての有料メルマガを考える~
開催日時 2012年7月11日(水)18時30分~20時45分(受付開始18時00分)
主な内容 ・渡辺 文重氏講演「有料メルマガの未来」(45分)
・アンテナハウスのメルマガからEPUB3への変換サービスの趣旨とサービス内容説明(40分)
・質疑応答(15分)
会場 東京・秋葉原UDXビル8F ネットカンファレンス会議室B
定員 40名
参加費用 一般5,250円(消費税込み)。但し、有料メルマガ・ライターまたは制作者は発行しているメルマガを示していただいた場合、無料となります。
主催 アンテナハウス株式会社
セミナー事務局 株式会社エクスイズム
お申し込み 次のセミナー事務局の申し込みフォームでお申し込みください。
セミナー事務局申し込み先(エクスイズムのWebページにジャンプします)

メルマガ配信の新しいステージとEPUBのインパクトを考える―(2)メルマガの配信形式

前回はメルマガ配信スタンドの動向、有料メルマガの増加、著者個人によるメルマガ配信の可能性、などについて考えてみました。

今回は、メルマガの配信形式として、EPUBが普及するかどうかを考えて見ます。

やはり、最初に過去の歴史をさかのぼって見ます。まず、電子メールはこれまではテキスト形式が主流でHTMLメールが副次的に使われてきました。しかし、日本ではHTMLメールはあまり普及していません。米国などではHTMLメールがもっと普及していると耳にします。

「マグマグ」のベストセラーメールの配信形式をみてもHTMLメールは少ないことから、メルマガ配信形式としてのHTMLメールもあまり普及していないと言えるようです。

1. HTMLメールが普及しなかった理由

HTML形式にすることで、テキスト形式に比べて次のようなメリットがあります。

(1) 見出しなどにレイアウトをつけたり、背景をつけたり、フォントサイズ指定、フォントファミリー指定などのレイアウト指定が可能
(2) 画像をページの中に埋め込むことでいままでコンテンツの充実が図れる
(3) 表の表現ができる

こうしてみますと、表現力という点では、HTMLメールがよさそうに見えます。

しかし、HTMLメールには次のような問題点があります。

(1) HTMLメールに対応したメール閲読ソフトが必要。
(2) HTMLメールでは、スクリプトを埋め込むことができるのでこれを悪用したウイルスが可能になるという問題があり、最初の頃にかなりネガティブキャンペーンが行なわれた。
(3) テキストだけと比べて、表などのレイアウトを指定するには、プラスアルファの作業が必要になる。
(4) さらにレイアウトセンスが問われる。一人で執筆能力とレイアウト能力を兼ね備えた著者は少ない。
(5) 画像を含めることが可能になるので、それを生かすためには、テキスト能力に加えて写真やイラストなどの画像を準備することが必要になる。

有料メルマガの場合は、お客さまでもある読者に向かってウイルスを送信する著者はいないでしょうし、(1)、(2)はあまり問題にならないでしょう。

(3)~(5)からは、HTMLメールの可能性を生かすには、著者の方に文章を書くことに加えて、熱意・スキル、スキルが足りない場合にはそれを補う体制作りが必要になることがわかります。

2. EPUB版メルマガの登場

前々回(CAS-UBにメルマガインポート機能(アルファ版)を追加)
に紹介しましたが、2011年10月に津田大介さんのメルマガをEPUBに無償変換するサービスが登場したことがTwitter上で話題になりました。

その後、『津田大介の「メディアの現場」』は既にEPUB版のテキストメールとの同時配信を開始しています。また、「夜間飛行」はテキストメールとEPUBメールの同時配信を行なっています。

さらに、インプレスはEPUB版のみのメルマガを配信開始しています。このようにEPUBがメルマガの形式として採用される動きが出ています。

3. EPUB版メルマガの将来を考える

今後、これらの動きはどこまで進むのでしょうか?

・有料メルマガの間に爆発的に普及するか、
・HTMLメールと同じように、一部の著者の採用するところでとどまるのでしょうか?

EPUB版メルマガは表現力という点ではHTMLメールと類似しています。つまりHTMLメールの長所を引き継ぐことになります。

さらに、HTMLメールに無い、EPUB版メルマガの特徴として第一にパッケージ化があります。パッケージ化によって出版物としての形態を整えることができ、電子書店の店頭に並べることが可能になります。つまり流通ルートを増やせる可能性がある、ということになります。

一方で、HTMLメールが普及しなかった理由の(1)~(5)は、HTMLメールとEPUBメルマガの違いは、閲読環境のメールソフトをEPUBリーダやスマホ・タブレット環境に置き換えて考えると、EPUB版メルマガにもそのままあてはまってしまうようです。

ですので、EPUBメルマガが普及するためには、次の要件が整う必要があるのでしょう。

・まず閲読環境の普及が必須です。
・次にEPUB版メルマガの制作体制を整えること。

■■7月11日「有料メルマガライターまたは制作者のためのEPUB作成セミナー」を開催します。

CAS-UBにメルマガインポート機能(アルファ版)を追加

半年ほど前、Twitterで、津田大介さんのメルマガをEPUBに変換するサービスの話が話題になっていました。

これは、Masahiko OHKUBO(@mah_jp)さんという方が開発して、2011年10月22日から運用しているものです。

http://remoteroom.jp/mail2epub/

5月22日のJEPAのセミナーで、その後、津田大介さんの事務所ネオローグが独自にEPUB変換を行なうようになったという報告がありました。

http://www.neo-logue.com/mailmag/index.html

Twitter上で、話題になったときから、大変関心をもって見守っていたのですが、JEPAのセミナーは大変に刺激的なものでした。早速、弊社のエンジニアに頼んで、同じような機能をCAS-UBに用意しました。

CAS-UBのドラフトの画面のテキストインポート機能にメルマガをインポートする機能(アルファ版)を追加しています。インポートファイルの形式をクリックすると次の画面になります。

ここに4種類のメニューは、次の4つのメルマガに対応します。

・メルマガH:マグマグから配信されている「堀江貴文のブログでは言えない話」
・メルマガK:「夜間飛行」から配信されている小寺信良の「金曜ランチボックス」
・メルマガT:「夜間飛行」から配信されている『津田大介の「メディアの現場」』
・メルマガU:「夜間飛行」から配信されている「内田樹メールマガジン 大人の条件」

実はメルマガをEPUBに変換するサービスの大きな問題は、メルマガ一つ一つに、専用の変換メニューを用意しなければならないことです。プログラムそのものは難しくないのですが、一定のルールに従って書いてもらえないと綺麗な変換ができないのですね。で、ルールは各著者によって違いますので、個別対応が必要になります。

メルマガ用EPUB3スタイルシートは、現在、開発中です。とりあえずは、既存のスタイルシートを少し直して、「標準メルマガEPUB3(アルファ版)」を用意してありますので、関心をお持ちのかたはお試しになってみてください。

但し、現在、綺麗に変換できるメルマガとしては、上記の4種類(と同じ雛形で書いたメルマガ)だけで、それ以外は満足のいく変換にはなりません。

なお、上の4種類はいずれも既にEPUB形式で配信されていますが、CAS-UBのEPUB自動変換はそれらのものよりも多少は良いと思います。

新しいスタイルシートやビジネスモデルを含めて「国際電子出版EXPO」にてご案内の予定です。

また、7月11日夕方、秋葉原にて「ビジネスモデルとしての有料メルマガを考える」というテーマでセミナーを予定しています。

ご期待ください。