本日は、BPIAのEPUBマニュアル研究会[1]2014年の準備会でした。
昨年度は、初年度でしたが、1月~7月までの研究会を積み重ねて報告書[2]を発行することができました。
業務マニュアルはWordで執筆されて、PDFや紙で配布されていることが多いのですが、これをEPUB化することで、マニュアルを業務にあわせて改訂しやすくなり、各自でしおりをつけたりメモを書くことでマイマニュアルとすることができます。
EPUB化によるメリットは見えていますが、一方で問題点もあります。
Wordのマニュアルはあまりスタイルをつけて構造化されておらず、いまのままではEPUBにうまく変換できません。WordのマニュアルをEPUBにうまく変換しやすくするにはどうしたら良いか?
また、紙であれば特別な機器を用意しなくても閲読できますが、EPUBにすると閲読用の端末とEPUBリーダーが必要になります。iPadでは、iOSという良いEPUBリーダーがありますが、Androidにはまだ、iBooksに匹敵するEPUBリーダーはありません。
また、現在のEPUBは、電子書籍用のフォーマットとして位置づけられており、出版関係者の間ではEPUBについての理解が進んでいます。しかし、企業の日常の業務のためのデータ・フォーマットとしては考えられておらず、一般のビジネス・パーソンの間での理解は進んでいないようです。
研究会は2年目に入りますので、このような現状を踏まえて進めていくことになります。
とりあえず、今日の準備会では、木村主査より大よそのプランの提示をうけ、意見交換しました。
研究会は、1月から7月まで原則第3火曜日に開催の予定です。