オープンソース収益化のモデル(メモ) 続き


8月11日オープンソース収益化のモデル(メモ)の続きです。

サービスモデルについて、アンテナハウスでは、DITA OTのプラグインとしてPDF5をオープンソースで提供しています[1]

8月11日の投稿でサービスモデルのことを書きましたが、PDF5についての弊社の経験ではサービスモデルはあまり有効ではないように感じます。

最近のDITAの案件をみていますと、PDF5を皆が使えるようになって競争相手が増えるという結果になっていると判断できます。つまり、もし、本当にビジネス上の大きなメリットをもたらすツールができるのなら、これはオープンソースにしないで秘匿して差別化のための武器として使うのが有効なビジネス戦略といえそうです。

弊社でも例えばEC Cubeのようなオープンソースを初めとして、もう数えきれないくらい沢山のオープンソースを活用しています。しかし、考えてみますと、少なくとも弊社からオープンソース開発者に対する支払いは皆無です。

サービスモデルってほとんど有効に働かないのではないだろうか? と考えるこの頃です。

PDF5についていうと、AH XSL Formatterの売上増には有効です。つまり補完モデルはビジネスモデルとして働くのは実感しています。

[1] DITAをPDFにするには

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