以前にCAS-UBにメルマガをEPUBにするインポート機能をつけていることを書きました。
今日はその続きですが、メルマガをEPUBにしたものをiBooks(新しいiPad)で表示してどうしたら読みやすくなるかを考えて見ます。
材料としては次の2種類のメルマガを使わせていただきました。
1.小寺信良の「金曜ランチボックス」 2012年6月15日 Vol.030 「夜間飛行」から配信のもの
2.津田大介の「メディアの現場」 2012年6月13日 Vol.36 「夜間飛行」から配信のもの
「夜間飛行」はメルマガをテキスト形式の他にEPUB形式でも配信しています。「金曜ランチボックス」は「夜間飛行」のシステムで自動的にEPUB形式に変換しているようですが、「メディアの現場」は、津田大介氏の事務所(ネオローグ)が独自にEPUB形式にしてから、それを配信しているようです。
そこで、現在、それぞれのメルマガで配信されているEPUB版(オリジナル版と略記)と、CAS-UBでEPUB形式に変換したもの(本文ゴシック、本文明朝)2種類とを比較してみました。なお、CAS-UBのスタイルシートは現在開発中のアルファ版ですので、正式提供時は変更になることがあります。(スタイルシートは、本日現在クラウドから指定できません)。
1.小寺信良の「金曜ランチボックス」の場合
a) オリジナル版
b) CAS-UB本文ゴシック
c) CAS-UB本文明朝
2.津田大介の「メディアの現場」の場合
a) オリジナル版
b) CAS-UB本文ゴシック
c) CAS-UB本文明朝
3.備考
2種類のメルマガEPUB版についてそれぞれ1画面だけ紹介しました。少し特徴を挙げます。
1)iBookは、特に指定しないと本文がかな漢字はゴシック体、英数字がプロポーショナルの明朝系フォントになります。オリジナル版はそのような表示になっています。
印刷の場合はこういう使い方はしないのではないかと思いますが、URLのような長い英数字列が頻繁に出てくる場合、これでも良いかという気がします。
2)CAS-UB本文ゴシック版は、見出しも本文もゴシック体を有効になるように指定しています。
本文の行送りが少し狭いような印象があります。また、メルマガを自動的にEPUBにするとURLがそのまま見えてしまいますので、URLの表示に工夫が必要なように思います。
3)CAS-UB本文明朝版は、見出しはゴシック、本文が明朝体に指定しています。
新しいiPad位の解像度になりますと、本文を明朝にしても十分読むことができるように思います。ただ、ちょっと画面が白すぎるのが気になりますね。
さて、読者の皆様はこの3種類でどれが一番読みやすいと感じますか。いかがでしょうか。コメントをいただけるとありがたいです。
《注意》現在、CSSスタイルシートは開発中のため実際のサービスで提供されるものは変更になると思います。ご了承ください。
ニュースなどをチラッと読むには本文ゴシックでもいいと思いますが、なぜAppleは英数がセリフなのか、昔からそうですが、違和感があります。
確かに本文明朝で背景白すぎというのはコントラストの面でよくないかもしれない。PC画面では判断つきませんが。
いままでの画面は解像度が低かったので、表示している文字が滲んだりしていました。そうしますと、本文は明朝よりゴシックが適切で、これまで本文ゴシックに特に違和感を感じなかったのですが、新しいiPad位の解像度になってきますと、本文は明朝の方が読みやすくなるように思います。今が、ちょうど分かれ目ではないでしょうか。
画面が白すぎというのは、PC上の画像では確かにわかり難いですね。