2012年夏に有料メルマガが増えているということで、有料メルマガの状況を少し調べ、EPUBの可能性の検討、有料メルマガに関するセミナーを行ないました。資料[1]~[4]
最近、有料メルマガ撤退の話がいくつかでていますので整理しておきます。
- 「有料メルマガをやめました 我が動員とマネタイズ敗北宣言」常見 陽平、アゴラ、2013年5月3日、URL:http://agora-web.jp/archives/1533347.html
1年半ほど継続した有料メルマガ「常見陽平の愛と怒りのシゴト論 普通のあなたのひとつ上の働き方」(月2回刊、月額525円)を止めるという宣言。「売上が月1万円を超えることはほぼなかった。」とのこと。 - 「『有料メルマガをやめました』宣言、その後 ウェブ進化にはこういうぶっちゃけ話が大事である」常見 陽平、常見陽平公式サイト、2013年5月5日、URL:http://www.yo-hey.com/archives/54477445.html
ここにちょっと面白いデータが出ています。無料メルマガは継続しており、3609通送信し、3441通配達だそうです。で有料メルマガは最後は36人だったそうです。 - 「有料メルマガは儲からない:名だたる著者が死屍累々な理由を考える」Hayato Ikeda、ブロゴスブログ、 2014年01月19日、URL:http://blogos.com/article/78218/
内容は、題名どおりで有料メルマガは儲からないという話です。実際のデータが出ていて、この時点で、『「イケハヤマガジン」の有料読者は約80人。80人×378円なので、毎月30,240円の売上』だそうです。
後ろに、成功するための条件を挙げていますが、あまり現実的ではありません。
これに関しては、以前にセミナーの講師もしていただいた、メルマガ評論家の渡辺文重氏の有料メルマガ批評に載った、
「休刊・廃刊メルマガ特集」を自分で紹介する
が面白い。
ところで、ひとつだけ、ノウハウといってはなんですが、私は経験に基づく仮説として、「有償版は無償版の1%」というフリーミアムに関する有償化1%論を立てています。「常見陽平氏の無償メルマガ3600通に対して、有償メルマガ36通(最後の段階)」は大雑把には、この「フリーミアムに関する有償化1%論」にぴったり当てはまっています。
[1] メルマガ配信の新しいステージとEPUBのインパクトを考える―(1)メルマガ配信の変遷
[2] メルマガ配信の新しいステージとEPUBのインパクトを考える―(2)メルマガの配信形式
[3] メルマガ配信の新しいステージとEPUBのインパクトを考える―(3)メルマガビジネスの将来
[4] 有料メルマガライターまたは制作者のためのEPUB作成セミナー 講演メモ
「フリーミアムに関する有償化1%論」
賛同意見をいただきました。
https://www.facebook.com/yasunori.sugii/posts/585158938225818