6月末より調査していましたが、2013年夏の時点における一般ユーザ-向けEPUBリーダーの比較調査の結果がまとまりました。
とりいそぎ、下記にα版として公開致します。取り上げたEPUBリーダーの選定あるいは評価の結果についてのコメントをいただければと存じます。
■調査レポート
「EPUBリーダー比較調査レポート(α版)―汎用EPUBリーダー15種類を対象とする機能比較を中心に―」(α版)
調査レポートは7月31日に完成版として公開しました。その後、8月15日に誤りを修正しています。8月15日版(PDF版、EPUB版)を、上記のURLよりダウンロードしていただくことができます。
■調査の背景
今後、電子書籍というキーワードの中で、EPUBは間違いなく主流になるフォーマットであり、EPUBの普及次第で電子化の進捗が決まってくる時代になると予測される。EPUBファイルはパッケージ型であり単独で流通する。EPUBファイルを閲読するには自分の機器で使うことができるEPUBリーダー(EPUBビューアということもある)が必須である。EPUBは公開されたフォーマットなので、誰でもリーダーを開発することができ、様々なリーダーが提供されている。
このように大きな役割を担うのがEPUBリーダーの存在であり、これらのアプリの出来次第でEPUBの普及も決まってくるわけである。EPUB文書の作成スキルの向上と、リーダーの完成度の向上は表裏一体であり、どちらが欠けても、市場は膨らんで行かないものと考えられる。
EPUBリーダーには、①電子書店がその書店で販売したものを読むために提供している電子書店に専属のものと②一般に配布されるEPUBファイルを読むためのものがある。本調査では、②の一般ユーザーが自分で作成したEPUBを表示・閲覧できるEPUBリーダーを対象としている。