CAS電子出版 EPUB版2タイトルをiBookstoreから。『DITA CCMS調査報告2013』製本版アマゾンから。それぞれ販売開始。

『魔性のプレゼンテーション』を10/4 iBookstore(iTunestore)で販売開始したのに続いて、『転職の法律があなたを守る ―転職の法律36か条―』、『簡単解説20ヶ条 消費税アップ ―その原則・特例と経過措置―』も販売開始しました。

『転職の法律があなたを守る ―転職の法律36か条―』(EPUB版)280円(税込み)

『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ』(EPUB版)360円(税込み)

『DITA CCMS調査報告2013』(印刷製本版)52,500円(税込み)

『DITA CCMS調査レポート2013』BOD(Book on Demand)版ができました。

先週『DITA CCMS調査レポート2013』を発売しました。本レポートはCAS-UBで制作し、EPUB(Kindle mobi)形式の電子書籍版とBook on Demandによる製本版を作成しています。

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図1 表紙

このところ、EPUB3の登場で、電子書籍が盛り上がっていますが、製本版とEPUB版の両方を比較してみますと、やはり紙版も捨てがたい魅力があります。

紙版の判型はB5ですが、B5に10ポイントの文字で印刷しますとゆったりとして読みやすく感じます。

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図2 本文(第2章の先頭)

表は本文よりも文字サイズを小さくするほうが良いかもしれません。

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図3 本文(表)

EPUB版にも索引はありますが、索引は少し小さめな文字で2段組にすると引きやすくなります(EPUBリーダーで2段組を表示できるものはまだないだろうと思います)。CAS-UBでは、階層化した索引:図4ではCCMSなど、2重(親子関係を逆転)の索引:図4ではBOM―製品データ、製品データ―BOMなど、も作ることができます。

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図4 索引

『DITA CMS調査報告2013』の詳細ご案内

『CAS-UB ユーザーガイド』V2.2β3版に改訂しました

『CAS-UB ユーザーガイド』V2.2β3版に改訂しました。

ダウンロードはこちらから。

EPUB3.0形式 (2013.10.27更新)
PDF形式  (2013.10.27更新)

◎改訂内容

1) 第10章EPUBのレイアウト設定の項で、「10.2 CSSテーマV2と設定変更」について説明を親設しました。
2) 第3章では編集操作のメニュー変更にともなう説明の変更と画像の入れ替えを行なっています。

◎残件

大きなところでは「目次」関連の新機能の説明がまだできていません。

『DITA CCMS調査レポート 2013』を発刊。プリント版、EPUB版、Kindle(mobi形式)版を同時に発売します。

本日より3日間、DITA Festa 2013 Autumnの開催です。今回のDITA Festaは、午前中に啓蒙的なセミナーを実施、午後は会員等によるプレゼンテーションになります。

DITA Festa 2013 Autumn(本日より開催)

アンテナハウスでは、DITA Festa開催のタイミングにあわせて、『DITA CCMS調査レポート 2013』を発刊します。

DITAの制作は、コンテンツをトピックという小さな単位(コンポーネント)毎に編集します。そしてひとつの出版物は大量のトピック(XML形式)や画像などのバイナリーのデータから構成することになります。従ってDITAにおいては、膨大な数のコンポーネントを管理するためにCCMS(コンポーネント・コンテンツ管理システム)を導入するのが一般的です。

また、DITAで制作したコンテンツを多言語に翻訳することになりますが、CCMSは翻訳管理の機能を受け持つこともあります。

欧米では、DITAの市場が拡大するに従い、多数のCCMSが登場しました。また、日本製のCCMSも登場しています。このようにユーザー企業のDITA CCMS選択肢が増えています。しかし、日本に支店・代理店をもたない海外企業の製品も多いことなどから、ユーザー企業がDITA CCMSの網羅的な情報収集するのは時間とコストがかかります。

そこで、アンテナハウスは、矢内テクニカルサービスと共同でDITA CCMSの製品調査を実施しました。その調査報告書ができあがりました。

○書誌情報
・書 名:『DITA CCMS調査レポート 2013』
・発行日:2013年10月
・著 者:矢内英彦
・発行所:アンテナハウス株式会社CAS電子出版

○ISBN
印刷版(B5判 126頁) ISBN 978-4-900552-10-4
EPUB3形式、Kindle(mobi)形式 ISBN 978-4-900552-11-1

○価格
印刷版:52,500円(税込み)
電子版:36,750円(税込み) 

☆電子版はDRMフリーですが、著作権者または発行者の許可なく複製を禁止しています。

○Webページ
『DITA CCMS 調査レポート2013』

○販売方法
当面の間、アンテナハウスの直販のみとなります。
こちらの申込書でお申し込みください。
申込書(PDF)

○ちらし
20131023
(ご注意:Kindleストア、iBookstoreからは、現時点では配信しておりません。)

英国物理学会出版局の IOP ebooks 計画は、無償版eBookをHTML, PDF, EPUBで配信開始。

英国物理学会出版局(IOP Publishing)は、2013年10月のフランクフルト・ブックフェアでIOP ebooks計画に基づく本の配信を開始した。昨年のブックフェアにおいて、eブック分野の先駆的な出版社であるMorgan & Claypoolとの提携を発表し、その後1年かけて実際の出版計画を作り、本を制作した。

IOP ebooks計画は、eブックを主たる形式としてボーンデジタル方式による出版の可能性を追求する。主な特徴としては、

1)本とジャーナルの記事はIOPサイエンスと呼ぶ一箇所にまとめる。
2)本は章毎に分けて、HTML, PDFとEPUBの形式で出版する。
3)最終の原稿を入手してから4ヶ月で発行する。
4)本の章にはマルチメディアコンテンツを統合できる。
5)電子的な配信を念頭に置き、DRMフリーで配信する。

IOP ebookはExpanding PhysicsとConcise Physicsという2種類のシリーズからなる。Expanding Physicsは先駆的な研究者による、物理学と関係する領域に関する高度な教科書のシリーズ。Concise Physicsは、急速に進化する領域か、または入門的な教科書に焦点をあてた簡潔な本のシリーズ。

IOP ebooks

現在(10月10日の時点)で発行済みの書籍は、““Semiconductors”“Renewables”の2冊である。

この2冊の本は無料で配布している。IOP ebooksサイトよりWeb(HTML)、PDF、EPUBの形式ですべてをダウンロードすることができる。“Semiconductors”には数式が大量に使われている。EPUB版の中を確認すると数式はMathMLで表している。そしてMathJaxのJavaScriptをEPUBの中にMathJaxのプログラムを同梱している。JavaScriptを表示できるEPUBリーダーであれば数式を正しく表示できることになる。

eBookを新しく作って無料配布ではビジネスにならないだろうと思い、ブースにいた営業担当の人に聞いたところ、無償にするのはこの2タイトルだけとのこと。

2014年の発刊計画が公開されているが、それを見ると、Expanding Physicsが8タイトル、Concise Physicsが15タイトルの合計23タイトルになっている。このコレクションを、図書館や教育機関などの組織に対してまとめ売りをするとのこと。個人で買う人はあまり想定していないようだ。2014年コレクションのまとめ売り価格は3,337スターリング・ポンドで、コレクションを購入すると永久のアクセス権が付与される。

2015年の発刊計画は合計50タイトルで、2015年の価格は未定だそうです。

営業のことを考えると1タイトル単位で販売するよりも、コレクションとして販売するほうがやり易いと思いますが、果たして成功するかどうか?

ここフランクフルトブックフェアの会場では、デジタル時代に関わらず、紙の本を大量に陳列しているブースが多いが、IOPのブースは、紙の本は一切なく、期間中来場者にアルコールを振舞っていたのに注目した。

20131014

フランクフルトブックフェアにて、CAS-UBなどを出展。今日からブックフェア開始です。

世界最大のブックフェアとして昔から名高いフランクフルトブックフェア。以前から一度来てみたかったのですが、2013年の今回に初めて、来ました!

去年までは、AH Formatterのリセラーであるdoctronic GmbHと共同出展の形でブースの一部を使っていたのですが、今年は、アンテナハウス単独で2コマのブースを出します。ブースはホール4の2階・J95(J列の奥)です。ホール4の2階は、科学技術雑誌などの出版社があつまっているところです。

本日(現地時間9日)朝から展示会が始まりますが、昨日、8日にブースの設定をしました。

○設定前のブース
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図 設定前

設定は3時間ほどで完了。こんな感じのブースです。
展示の主力はAH Formatter、新製品のRegression Testツール(Formatterが出すPDFの新旧比較ツール)、Server Based Comverterといった製品です。

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図 AH Formatterほか

CAS-UBについても今年からかなり力を入れて販促開始ということでブースの一部をCAS-UBコーナーにしてもらいました。

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図 CAS-UBコーナー

CAS電子出版第1号『魔性のプレゼンテーション』をiBookstoreで販売開始。

CAS-UBで制作したEPUB版電子書籍第1号『魔性のプレゼンテーション』がiBookstoreで販売開始になりました。

ibooksStore

本書は、CAS-UBで最初に販売用の本として2011年9月に制作したものです。その頃は、EPUBを販売するストアがなかなか見つからないためDLマーケットで発売しました。

その後、2012年にはアマゾンのKindleストア、楽天Koboストアでも販売ができるようになり、Kindleストア、Koboストアでも発売しています。

で最後に、アップルのiBookstoreでこの程発売しました。

CAS-UBは、本を制作するサービスなので、いまのところ本の販売を積極的に行なっているわけではありません。『魔性のプレゼンテーション』の販売は、CAS-UBで制作したEPUBをiBookstoreでも販売できることを示す意味もあります。

ところで、販売ストアとしてはiBookstoreはあまり親切ではありませんね。

まず、ストアで販売するにはiTunes Producerが必要なのですが、iTunes ProducerはMacOSでしか動かないので、結局、Macを買う必要があります。このために15年ぶり位にMacを買ってしまいました。

次に、iTunes Connect, iTunes Producerのメニューとメッセージは英語のままです。英語が読めないと電子書籍の販売開始もできません。

さらに、EPUBをアップロードしてから、2週間も何の連絡もなく放置されます。で、忘れかけた頃に発売開始されましたが、発売開始されても何の連絡もありません。ちなみに、この本は一部SVGを使っていますが、ノーエラーで発売になりました。

こうしたところを見ますと、アップルはまじめに商売をやろうと思ってはいないのだろうという印象を持ってしまいます。

本日より、CAS-UB V2.2 ベータ2版になります。編集操作の改善、CSSテーマ・カスタマイズメニュー追加、目次の変更など機能強化。

CAS-UB本日の定期メンテナンスで、V2.2ベータ2版となります。今日の更新で、次の点で機能強化と使いやすさの向上を図ります。

1.編集操作
(1) 記事編集メニューに代わり、記事の選択機能を追加
これまでは「出版物新規作成」の直後は次のような画面です。この画面で「新しい記事の作成」を行なうと記事の本文を編集する画面に進むようになっていました。

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図1 従来の初期画面

本日の更新で「記事編集」メニューを廃止しました。そして、「出版物新規作成」の直後に記事のタイトル入力、本文編集の画面を表示します。従来と比べて操作を1ステップ減らしてより直感的にしています。

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図2 新しい初期画面

また、従来の「記事編集」メニューでは記事のツリーを表示して、編集する記事を選択・移動しました。これに対して、新しい編集機能では、「記事のリスト」から編集したい記事を選択・移動できるように変更しました。編集対象記事を切り替える操作を1ステップ減らして、記事間の移動をスムーズにしました。

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図3 記事の選択と移動

(2) マークアップハイライト機能の新規追加

記事にテキストとマークアップを混在記述するときに、マークアップと(一部はその効果も)ハイライトして表示する機能を新規に追加しました。これによりマークアップ作業がよりビジュアルになり、わかりやすくなります。なお、フォームの下の「マークアップハイライト機能」のチェックボックスのチェックをオフにすると、本機能が表示されなくなり、従来と同じ編集操作ができます。

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2.CSSテーマのカスタマイズ・メニューを追加

V2.2ではCSSのテーマをカスタマイズするためのメニューを新設しました。
EPUB3用のテーマは、現在、CSSのテーマは横書き7種類、縦書き2種類あります。これらのテーマ9種類について、次の表の項目を統一しました。さらに、カスタマイズ用CSSファイルを作成・追加するメニューを新設しました。

たとえば、段落の先頭行はすべてのテーマで「1字下げ」の設定になっています。これをスタイルシート画面の「CSS調整」メニューで「字下げなし」に変更すると、段落の字下げをなくすことができます。

既定値 オプション
行頭字下げ あり なし
段落間の空き(横書き) なし あり
段落間の空き(縦書き) なし あり
表の罫線 なし あり
テキストの寄せ 両端揃え 左寄せ
タイトルの大きさ テーマ別 小・中・大切り替え

3.EPUB3生成における目次の機能の強化

EPUB3目次の生成機能について次の4項目を強化しました。但し、(2)~(4)の項目は、完成していないため、当面の間、デフォルトではOFFです。

(1) ナビゲーション用目次の仕様変更

EPUB3のナビゲーション目次(epub-type=”nav”)の自動生成で、本文タイトルに章番号・節番号を自動付与したとき、これを目次にも反映するようにしました。

そのほか、次の(2)~(4)の機能を追加して、多様な目次の生成を可能にしました。これらの機能は未完成のため、デフォルトではOFFとしています。デフォルト状態で、EPUB3で、これまで出していた目次と同じ内容となります。

(2) ナビゲーション目次内容にランドマークを使用する機能(デフォルトではOFF)
(3) 本文にHTMLの目次を生成する機能を追加(デフォルトではOFF)
(4) ランドマークの生成機能を追加(デフォルトではOFF)