アンテナハウスでは、電子出版に関連して、主に制作で使用するシステム(ツール)を提供をしています。さらに、ツールを弊社の社内で使用して、次のようなサービスも承っております。
EPUB制作サービス
主に、CAS-UBを使用してのEPUBの制作を受け承ります。これまでの実績としては次のとおりです:
・Kindleなどで販売するEPUBの制作
・官公庁向けの報告書などのEPUB化
・学会誌のEPUB化
PDF制作サービス
主にCAS-UBを使用してPDFを制作します。Microsoft Wordなどで作成したPDFと比べて、CAS-UBで制作したPDFは、日本語組版の基本をしっかり守ったPDF版面になります。
EPUBからPDFへの変換サービス
EPUBをPDFに変換します。こちらは、弊社のAH CSS Formatterのアプリケーションとして開発したEPUB to PDF 変換ツールを活用するサービスです。
CAS-UBで制作したEPUBではなくて、様々なツールで制作したEPUBを変換対象とします。このためPDFのでき具合(品質)がもとのEPUB制作方法によって大きく違ってしまうことが難点です。
こちらは、I Love software2 Blogに先日「EPUBをPDFに変換するときの注意事項」として問題を報告しておりますので、ご参照ください。次にポイントだけご紹介します。
・書店(ストア)から購入したDRMのかかったEPUBには対応しておりませんが、出版社や著者さんが持つEPUBがあれば、ご希望のページサイズ、フォントサイズ、ページのマージンなどでPDFに変換します。お値段は1冊/3000円+税となります。
・EPUBの内容をEPUBの持つCSSでの体裁を生かして自動組版でPDF化します。変換のお値段からも推測いただける通り、人手による調整は原則として一切行いません。
一番多く、困るのは、EPUBの中で改行”<br>”や空行”<p></p>”を多用して段落間の空きを作ったり、箇条書きなどで全角空白文字でインデントを作るパターン、次点で”pagebreak”(改ページ)をやたらに使うパターン、またはその複合型です。EPUBにこのような設定がありますと、無駄に白紙ページを量産したり、箇条書きの場合は、折り返した2行目の文字の並びが最初の行より飛び出しすぎていたり、後ろに行き過ぎていたり、変なところで意図しない改行ができたりなど崩れてしまいます。
こういうことがありますと、こんなはずではなかったという期待に沿わないPDFができあがってしまいます。ご注意ください。
- アンテナハウス電子出版サービス
- EPUB制作には デジタル出版物Webサービス CAS-UB
- PDF組版には AH Formatter
- EPUB校正用、プリントオンデマンド用PDF出力 EPUB to PDF 変換ツール
- 「EPUBをPDFに変換するときの注意事項」