民主党野田政権が最後に決めた消費税アップ。自民党になってもこれは実現しそうで、そろそろ消費税アップに備えて準備を始めなければなりません。
それなら自分で準備するだけではなくて、電子書籍で本も出してしまおうと思い立ったのが5月も末にちかくなった頃です。
でこの『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ~その原則・特例と経過措置~』 が出来上がりました。
『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ~その原則・特例と経過措置~』
○アマゾンKindle版(消費税込み280円)
○楽天kobo版(消費税込み280円)
6月20日発売ですので、思い立ってから1ヶ月で発売です。Kindleストアで検索しても、まだ消費税対策の本はないようです。消費税アップ対策本第1号! かな。
もちろん、CAS-UBで編集制作をしているので素早くできるのです。それだけではなくて、もう紙版(四六版、全文72頁)も印刷に入っています。
紙版は、広告を掲載したスポンサード版として作成しています。来週の国際電子出版EXPOの弊社ブースにて名刺と交換でを贈呈いたします(但し、先着500名さま限りとさせていただきます。)詳しくは別途ご案内しますので乞うご期待です。
さて、重箱の隅をつつくようで申し訳ないですが、このKindle版の裏話を一つ。
本書はCAS-UBで制作しましたが、編集時のファイルは各条毎(通常の本では節に相当します)に分けています。EPUB/Kindleではファイルの先頭が新しいページから始まりますので、ファイルの分かれ目で改ページが行なわれます。しかし、PDF版を作るときは、すべてのファイルを一つに結合します。で、組版時に章の区切りで、自動的に改ページを入れる指定はできますが、節の区切りで自動的に改ページを入れる指定はできないのです。そこで、各条の最後(ファイルの最後)に強制的に改ページを入れてあります。強制改ページは、CAS記法で’++++’(プラス記号4つ)です。
ところがこれを、Kindlegenでmobiに変換して、直接、Paperwhiteにコピー(USB接続)すると条の最後で先へ進めなくなりPaperwhiteがリセットされます。Kindle FireなどのほかのKindleリーダでは問題ないようです。
Paperwhiteのmobiリーダはページの最後に強制改ページがあると無限ループに陥ってしまうというバグがあるようなのです。このことは前から気がついていたのですが、今回PDFを同時につくるためどうしても改ページをはずすことができません。
で、そのまま、アマゾンのKindleストアに入稿してしまいました。
6月20日に発売されたKindle版を早速購入して、Paperwhiteで読みましたが、くだんのリセットはしないのですね。たぶんアマゾンの社内でmobiファイルを修正しているのではないかと疑っていたのですが、やはりね。
ということで、アマゾンは、内部でmobiファイルをチェックして修正しているのではないかという疑念がますます深まった次第です。