CAS-UB 29日の定期メンテナンスで、EPUB用のテーマの改良版(V2ベータ)を利用可能にしました。
コンテンツとレイアウト(テーマ)の分離
CAS-UBでは、コンテンツとレイアウトをできるだけ分離しています。コンテンツをCAS記法でマークアップし、レイアウトはコンテンツとは別に用意したスタイルシートを使って指定します。デザインの種類をテーマと呼んでいますが、EPUBの生成時にお好みのテーマを選択して、見栄えの変更ができます。
1)コンテンツの編集
コンテンツは次の図のようにレイアウトのない状態で編集します。
2)EPUB生成時にテーマを選択
EPUBを生成するときに、お好きなテーマを選択します。現在、一般ユーザー向けのテーマは横組み7種類、縦組み2種類ありますので、その中からお好みのテーマを選択できます。このほか、システム上はユーザー独自のテーマを作成して使えますが、ユーザー独自テーマは他のユーザーが使うことはできません[1]。
3)EPUBの見栄え 3つの例
テーマを変えるとEPUBを様々な見栄えにできます。次の図は3つのテーマ(いずれもV2ベータ版)を組み込んだEPUBをiBooksで表示した例です。
ストア対応の簡易化
EPUB生成時にテーマを変更する方式は、見栄えを変えるだけでなく、電子書店(ストア)毎に異なるEPUBを作るのにも利用できます。現在EPUBのリーダはストア毎に異なっているため、ストア毎にCSSを微妙に変更する必要があります。このようなときストア毎に異なるテーマを用意しておいてEPUBを作ると、販売ストア対応拡大を簡単に行なえます[2]。
テーマのカスタマイズ
CAS-UBでは、ユーザーが簡単なCSSを追加記述して、見栄えをカスタマイズできるようになっています。
しかし、実際には、テーマをカスタマイズするには前提となる技術的な知識が必要なため、これまでは、一般のユーザーがテーマをカスタマイズするのは困難でした。
そこで、CAS-UBのV2.2でテーマのカスタマイズを簡単に行なえるように改良中です。
このためにまず従来のテーマを見直しました。昨日公開したV2テーマ(ベータ版)は、カスタマイズが容易なように変更中のものです。9月4日のセミナーでは、このV2テーマを使って、CSSテーマのカスタマイズ方法について説明する予定です。
[1] ユーザー自身がテーマを登録する機能はありません。弊社のシステム管理者がテーマを登録します。アンテナハウスではテーマの開発を承ります。
[2] これは開発の狙いではなかったのですが、実際には、現実的利点ということがわかりました。
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9月4日(水)午後に新CAS-UBご紹介セミナーを開催します。
詳細とお申し込みはこちらからどうぞ▼
http://kokucheese.com/event/index/104697/
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