CAS-UB本日(15日18時~)のメンテナンス予定 EPUB3自動生成の本文目次の仕様を変更します。

CAS-UBは本日の定期メンテナンスで、次の仕様変更と問題の修正を行います。

(1) EPUB3の自動生成する本文目次でタイトルにマークアップしたルビ、縦中横などが有効になります。

(2) EPUB3の自動生成する本文目次の最上位レベルの見出しを出版物タイトル(書誌情報で入力した文字列)から「目次」(固定)に変更します。

(3) これまでは「タイトル」欄で半角の「<、>、&」を使えないため、全角にする必要がありました。本日のメンテナンス後より、この制約がなくなり、半角の「<、>、&」も使えるようになります。

次に詳しく説明します。

1.本文目次とは?

CAS-UBで作れるEPUB3の目次には次のa.からc.の3種類があります。b.の本文の目次は、EPUBリーダーの操作性の影響がなく、また、縦書き指定ができますので一番重要です。

a. Navの目次(必須)–EPUBリーダーが目次パネルに表示する目次。どのように表示されるかは、EPUBリーダー依存となります。
b. 本文の目次(オプション)–EPUBの本文と同じように表示する目次。CSSのテーマでレイアウトの指定ができます。
c. EPUB2と互換の目次(オプション)–EPUB3よりも前のEPUB2形式の目次。(これは、EPUB3対応のリーダーで読むときは使われません。)

CAS-UBの目次機能についての詳しい説明は、右のブログ記事をご覧ください。「EPUB目次自動作成機能を大幅に強化! CAS-UB V2.2 を正式版としました。」(2013/11/29)

2.本文の目次の自動生成とは?

a. 本文の目次は CAS-UBで自動的に生成できます。本文の目次を自動生成するときは、「EPUB3」生成メニューの「一般設定」で「生成する」を指定します。自動生成では、記事のタイトルとマークアップした目次(上位レベルから指定したレベルまで)を集めます。

20140115

b. CAS-UBの「記事編集」機能で自分で編集して作ることもできます。自分で本文の目次を編集するときは、記事の種類を次の図のように「ユーザー作成目次」としてください。

20150115a

《注意》
なお、本文目次は「生成する」がデフォルトですので、通常は設定を変更しなくても生成されます。また、「ユーザー作成目次」があるときは、本文目次を「生成する」にしても「ユーザー作成目次」が優先されます。

3.ルビや縦中横を本文の目次でつかうときのマークアップとiBookの目次と本文での表示例

(1) ルビ
a. マークアップ
20150115c0

b. 本文目次
20150115c00

c. 本文
20150115c

(2) 縦中横

a. マークアップ
20150115d0

b. 本文目次
20150115d00

c. 本文
20140115d