お知らせ: CAS-UBで作ったPDFを、アマゾンなどから紙の本として出版するサービスを始めます。

アンテナハウスは、近く、CAS-UBで制作したPDF本をアマゾンなどからプリント・オンデマンド(POD)方式で紙の本として出版・販売するサービスを始めます。

本を事前に印刷して在庫を持つ負担がありません。著者に負担していただく出版・販売のための初期コストはわずか3,888円(税込み)のみです。印刷した在庫の負担はなく、売れた場合は売上に応じた印税を手にしていただけます。

概要

出版可能な書籍

CAS-UBを使用して本文PDFを制作した本

販売できるストア

アマゾン、三省堂書店、ウェブの書斎、honto.jp、楽天ブックス

本の形態

並製本、本文はモノクロ、本文24ページ~746ページ、判型は新書判~A4判

カラーについての詳細はしばらくお待ちください。

出版の条件

出版元

アンテナハウスCAS電子出版

出版条件

著者とアンテナハウス間で一点毎に非独占の出版契約を締結します。その際に内容を確認させていただき、公序良俗に反すると判断した本は出版をお断りします。また、著者には第三者の著作権を侵害していないことに関して責任を持っていただきます。内容について、原則としてそれ以外の条件はございません。

奧付

POD用PDF専用の奧付が必要です。アンテナハウスが管理するISBN番号と出版元名を記載します。

著者に用意していただくもの

本文はCAS-UBの出版物としてご用意ください。
表紙はPDF形式をご自分でご用意ください。表紙はカラーも使えます。ご要望に応じてアンテナハウスで表紙制作を承ります。
書誌情報は著者がEXCEL形式でご用意ください。
詳細な項目は出版契約時にお知らせします。

著者に負担していただく一時費用

初回出版契約締結時

3,600円+消費税(税込み:3,888円)

同一書籍2回目以降

(出版物の改訂などでPDFまたは書誌を差し替えるとき)毎回2,600円+消費税(税込み:2,808円)

定価・売上・収入

一部売れる毎に本をPODで印刷・製本する費用が発生します。
・POD費用=本文ページ数×2.5円+180円 (税別)

ストアや取次のコストは38%です。これを引いた定価の62%からPOD費用が差し引かれます。このため収入額は次になります。

・一部あたり収入額=定価×62%-POD費用

販売定価は一部あたりの収入額が赤字にならない範囲で自由に設定していただけます。
但し、上限を制限させていただく場合があります。

一部あたり収入額が赤字にならないためには次の条件が必要です。

定価≧POD費用÷0.62=(ページ数×2.5円+180円)÷0.62(税別)

例)本文200ページのとき、定価は1,097円(税別)以上としなければなりません。

総収入

一部あたり収入額に販売部数を掛けた数字が総収入となります。
総収入の累積額が1,500円(税別)を超えた場合、著者に印税をお支払いします。

収入がないように定価を設定しても問題ございません。その場合、印税の支払いはなく、一時費用以外の費用はかかりません。

著者へのお支払い

以下は、総収入があるとき該当します。
著者への印税のお支払い頻度を次のいずれかでお選びいただきます。
① 年1回(毎年11月末に締める)
② 年2回(5月末と11月末に締める)
③ 年4回(2月末、5月末、8月末、11月末の4回締める)

支払の有無判定

締め日の時点で総収入の累積未払い残高が1,500円(税別)を超えたときに支払います。(未払い残高はゼロとなります)。
未払金は繰り越します。各締め日に累積残高が1,500円(税別)に達しなかったとき、未払金は次の締め日に繰り越します。

支払い手数料と源泉税

支払い時には支払い手数料として支払い1回毎に1,000円(税別)を累積未払い残高から控除させていただきます。

支払額=累積未払い残高 ― 支払い手数料(1,000円) (税別)

支払額より源泉徴収(10.21%)を致します。銀行振り込み手数料はアンテナハウスの負担となります。源泉徴収分については税金として納付し、毎年末に年間の支払い報告書を発行します。

実際の振込み額

実際の振込額には消費税が加算されますので次の計算になります。

振込み額=支払額(税別)-支払額(税別)の10.21%+支払額にかかる消費税 

計算例

本文200頁、定価2,000円(税別)の本を10部販売したとき著者への振込額は、4,498円となり印税22.5%に相当します(印税率は定価や販売部数により変わります)。

一部あたりPOD費用(税別)=200×2.5円+180円=680円
一部当たり収入額(税別)=2,000円×62%-680円=1,240円-680円=560円
累積未払い残高(税別)=560円×10部=5,600円

支払手数料(税別):1,000円
課税対象額(税別):5,600円-1,000円=4,600円
源泉税:4,600円×10.21%=470円(減算)
消費税:4,600円×8%=368円(加算)
著者への振込金額:4,600円-470円+368円=4,498円

振込みにあたって

・初回支払前に銀行口座とお名前(本名)、ご住所の登録が必要です。
・年間支払額が5万円を超える場合、法定調書を税務署に提出するためマイナンバーをお知らせいただく必要があります。

電子書籍は

・POD版出版契約は非独占ですので、電子書籍は著者ご自身がKDPなどのセルフ出版サービスをご利用されることもできます。
・KDP登録が面倒とお考えの方は、アンテナハウスで登録代行(有償)致します。
・ご希望により「アンテナハウスCAS電子出版」としてKDPにより販売もできます。

お問い合わせ先

さらに詳しい情報につきましては、下記までお問い合わせください。
アンテナハウス株式会社:CAS電子出版担当
eメール:cas-info@antenna.co.jp
電話:03-5829-9021

その他:源泉税、消費税、マイナンバー等の扱いは法令に基づくものですので、法令が変更になったときは取り扱いが変更になります。予めご了承ください。
参考:プリントオンデマンド(PODとは)

◎改訂内容
2015年11月27日 取次の手数料が2%下がり、38%となりましたので数字を変更しました。

『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ~その原則・特例と経過措置~』 (やさしい法律シリーズ)発売、裏話

民主党野田政権が最後に決めた消費税アップ。自民党になってもこれは実現しそうで、そろそろ消費税アップに備えて準備を始めなければなりません。

それなら自分で準備するだけではなくて、電子書籍で本も出してしまおうと思い立ったのが5月も末にちかくなった頃です。

でこの『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ~その原則・特例と経過措置~』 が出来上がりました。

『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ~その原則・特例と経過措置~』

アマゾンKindle版(消費税込み280円)
楽天kobo版(消費税込み280円)

6月20日発売ですので、思い立ってから1ヶ月で発売です。Kindleストアで検索しても、まだ消費税対策の本はないようです。消費税アップ対策本第1号! かな。

もちろん、CAS-UBで編集制作をしているので素早くできるのです。それだけではなくて、もう紙版(四六版、全文72頁)も印刷に入っています。

紙版は、広告を掲載したスポンサード版として作成しています。来週の国際電子出版EXPOの弊社ブースにて名刺と交換でを贈呈いたします(但し、先着500名さま限りとさせていただきます。)詳しくは別途ご案内しますので乞うご期待です。

さて、重箱の隅をつつくようで申し訳ないですが、このKindle版の裏話を一つ。

本書はCAS-UBで制作しましたが、編集時のファイルは各条毎(通常の本では節に相当します)に分けています。EPUB/Kindleではファイルの先頭が新しいページから始まりますので、ファイルの分かれ目で改ページが行なわれます。しかし、PDF版を作るときは、すべてのファイルを一つに結合します。で、組版時に章の区切りで、自動的に改ページを入れる指定はできますが、節の区切りで自動的に改ページを入れる指定はできないのです。そこで、各条の最後(ファイルの最後)に強制的に改ページを入れてあります。強制改ページは、CAS記法で’++++’(プラス記号4つ)です。

ところがこれを、Kindlegenでmobiに変換して、直接、Paperwhiteにコピー(USB接続)すると条の最後で先へ進めなくなりPaperwhiteがリセットされます。Kindle FireなどのほかのKindleリーダでは問題ないようです。

Paperwhiteのmobiリーダはページの最後に強制改ページがあると無限ループに陥ってしまうというバグがあるようなのです。このことは前から気がついていたのですが、今回PDFを同時につくるためどうしても改ページをはずすことができません。

で、そのまま、アマゾンのKindleストアに入稿してしまいました。

6月20日に発売されたKindle版を早速購入して、Paperwhiteで読みましたが、くだんのリセットはしないのですね。たぶんアマゾンの社内でmobiファイルを修正しているのではないかと疑っていたのですが、やはりね。

ということで、アマゾンは、内部でmobiファイルをチェックして修正しているのではないかという疑念がますます深まった次第です。