CAS-UBにメルマガインポート機能(アルファ版)を追加

半年ほど前、Twitterで、津田大介さんのメルマガをEPUBに変換するサービスの話が話題になっていました。

これは、Masahiko OHKUBO(@mah_jp)さんという方が開発して、2011年10月22日から運用しているものです。

http://remoteroom.jp/mail2epub/

5月22日のJEPAのセミナーで、その後、津田大介さんの事務所ネオローグが独自にEPUB変換を行なうようになったという報告がありました。

http://www.neo-logue.com/mailmag/index.html

Twitter上で、話題になったときから、大変関心をもって見守っていたのですが、JEPAのセミナーは大変に刺激的なものでした。早速、弊社のエンジニアに頼んで、同じような機能をCAS-UBに用意しました。

CAS-UBのドラフトの画面のテキストインポート機能にメルマガをインポートする機能(アルファ版)を追加しています。インポートファイルの形式をクリックすると次の画面になります。

ここに4種類のメニューは、次の4つのメルマガに対応します。

・メルマガH:マグマグから配信されている「堀江貴文のブログでは言えない話」
・メルマガK:「夜間飛行」から配信されている小寺信良の「金曜ランチボックス」
・メルマガT:「夜間飛行」から配信されている『津田大介の「メディアの現場」』
・メルマガU:「夜間飛行」から配信されている「内田樹メールマガジン 大人の条件」

実はメルマガをEPUBに変換するサービスの大きな問題は、メルマガ一つ一つに、専用の変換メニューを用意しなければならないことです。プログラムそのものは難しくないのですが、一定のルールに従って書いてもらえないと綺麗な変換ができないのですね。で、ルールは各著者によって違いますので、個別対応が必要になります。

メルマガ用EPUB3スタイルシートは、現在、開発中です。とりあえずは、既存のスタイルシートを少し直して、「標準メルマガEPUB3(アルファ版)」を用意してありますので、関心をお持ちのかたはお試しになってみてください。

但し、現在、綺麗に変換できるメルマガとしては、上記の4種類(と同じ雛形で書いたメルマガ)だけで、それ以外は満足のいく変換にはなりません。

なお、上の4種類はいずれも既にEPUB形式で配信されていますが、CAS-UBのEPUB自動変換はそれらのものよりも多少は良いと思います。

新しいスタイルシートやビジネスモデルを含めて「国際電子出版EXPO」にてご案内の予定です。

また、7月11日夕方、秋葉原にて「ビジネスモデルとしての有料メルマガを考える」というテーマでセミナーを予定しています。

ご期待ください。