CAS-UBの概要の紹介―1 ワンソース・マルチユースを実現

CAS-UBはWeb上で出版物を編集・制作するサービスです。その基本機能は、①原稿をWeb上でオーサリングを行い、②完成した段階でEPUB、PDF、Web形式をボタン一つで生成するということです。

現在、電子書籍による出版が注目されており、特に電子書籍の形式としてEPUBに関心が集まっています。現時点ではCAS-UBが生成するEPUBはEPUB2です。10月に正式仕様になったばかりのEPUB3を出力する機能は開発中であり、近い将来に正式機能として提供する予定です。

さて、EPUB3が電子書籍流通のインフラとして広く普及するにはまだ数年の時間がかかるだろうと思います。一方で、まだしばらくは紙による出版物の流通が主流であり、さらに紙を模倣した電子メディアであるPDFも電子書籍形式として重要な地位を占めることになるでしょう。

また、CAS-UBではInDesignなどのDTPソフトを使ってプロが制作した出版物並みの高品質なページレイアウトと日本語組版ができます。これにより印刷につかえるPDFも作ることができますし、そのPDFを電子書籍の形式として頒布することも可能です。

このように、CAS-UBはさまざまな形式の出版物をワンソースから生成します。真のワンソース・マルチユースを実現することより、情報の活用度を高めることができます。

CAS-UBのPRサイト

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