ニューズレターやメルマガPDF/EPUBのモバイル向け配信サービス 無償セミナー開催

11月28日15時より市ヶ谷にて、iOSアプリによる会員制情報配信に関する無償セミナー開催します。

セミナーは終了しました。ご参加くださった方々にお礼申し上げます。資料はスライドシェアにございますのでご覧ください。

11月28日セミナー資料をスライドシェアにアップしました。

アンテナハウスが紹介するニューズレター配信サービスとは、ニューズレターやメールマガジン(以下、メルマガ)をモバイル向けに電子書籍で配信するサービスで、確実に読者の手元に届きます。オフラインでも、込み合った電車の中ででも、いつでもどこでもゆっくり読んでもらえます。会員認証への対応も可能です。

11月17日から、この応用例の一つとして、『E-Book 2.0 Magzine』のiOS版をアップル社のApp Storeより配布が始まりました。本セミナーでは、このアプリやソリューションの仕組みなどについてもご紹介します。ソリューションを一緒に推進することに関心をお持ちの方もぜひご参加ください。

セミナーの詳細とお申込みはこちら:http://kokucheese.com/event/index/231847/

■iOSアプリはこちらからダウンロードできます(無償)。
『E-Book2.0 Magazine:出版メディアの現在をグローバルに読む週刊ニューズレター』(iTunesよりダウンロード)
20141127

11月28日セミナーの資料です。Slideshareでご覧いただけます。

1.アンテナハウス電子出版サービスのご案内(石井)

2.ニューズレター配信サービスのご案内(小林)

【関連情報】
1. 会員情報をEPUBとPDFとして、iOSアプリで配信するソリューションを開発、サービス開始
2. 確実に・いつでもどこでも・ゆっくりとニューズレター配信サービス

米国旅行で、メルマガEPUBは待ち時間に読むのに最適なことを実感しました。

今日、5日ゴールデンウィークもそろそろ終盤というところです。電子書籍関係の話題では、ゴールデンウィークにfacebookに「緊デジレスキュー:経産省コンテンツ緊急電子化事業検証グループ」ができました。緊デジについてはどこかで検証は必要ですし、事業主体には説明責任を求めるべきだと思います。

さて、本題ですが、連休を利用して7泊8日米国西海岸(アナハイム、ポートランド)に遊びにいってきました。いままでの旅行では、紙の本を持っていくことが多かったのですが、今回は紙はやめてEPUBを持っていきました。

といっても、書籍ではなくて、小寺メルマガ「金曜ランチボックス」[1](夜間飛行)のEPUB版です。
以前に、CAS-UBのメルマガEPUB変換機能を開発[2]したとき、いろんなEPUBを購読してみましたが、結局、他のメルマガはすべて購読をやめて、「金曜ランチボックス」だけを継続して購読しています。

「金曜ランチボックス」は名前どおり毎週金曜日の12時に配信されます。しかし、とにかくメルマガ以外も含めてメールの受信数が多いため、どうしても読まないままで見過ごすことが多くなっています。実際、日ごろは3分の1も読んでいないように思います。もうやめようかな、とも思っていたのですが。

今回、海外旅行で飛行場などでの待ち時間が多くなりますので、思い立って「金曜ランチボックス」のバックナンバーEPUB版をまとめてダウンロードして、小型タブレット(NEXUS5)に入れてもっていきました。

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図 楽天Kobo(NEXUS5)の「金曜ランチボックス」

空き時間を利用して、メルマガEPUBをちょこちょと読みましたが、実に便利です。

1.EPUBだとオフラインで読むことができます。飛行機の中は無論オフラインです。米国では空港やホテルなどでは無料のWiFiサービスが充実しています。しかし、無料WiFiといっても初回アクセス時に、メールアドレスなど個人情報を登録要求されますのであまりむやみに登録はしたくありません。こうしたときにオフラインで読むことのできるメルマガは便利です。

それに比べますと、Webなどのオンラインニュースも良いですが、やはりオンラインのみというのは不十分です。

2.メルマガは記事もそれほど長くなく、待ち時間でさっと読むには最適な分量です。

こうしたことでメルマガEPUBの便利さを再認識しました。メルマガEPUBは配信の仕組みをもっと考えると、きっと良い媒体になるでしょう。

[1] 金曜ランチボックス
[2]メルマガEPUB変換機能を正式サービスに追加しましたほか

自動生成するカバー画像へのテキストの配置とレイアウトカスタマイズの方法(概略)

単発の単行本は、カバー画像をイラストレータなどで制作するのが良いでしょう。一方、メルマガなどでは、カバー画像に毎号変更になるテキストを埋め込む機能があると便利です。そこで、CAS-UBのV2.1ではカバー画像の自動生成機能を追加しました。

カバー画像の全体のデザインはEPUBに設定するテーマ毎に異なります。現在、テーマは横組み7種類、縦組み1種類の合計8種類あります。テキストはCAS-UBで出版物を登録する情報(出版物情報)データベースに登録したテキストを次図のように配置して画像化します。

図 CAS-UBで自動生成したカバー画像の例

・出版物タイトル、サブタイトル、発行年月日、などの登録情報を埋め込みます。
・例えば、出版物の概要には、出版物情報の「プロジェクトの概要」に設定したテキストを取り込みます。

このレイアウトはユーザーがご自分で変更することができます。
・カバー画像の元はタイトルページですので、タイトルページ用のCSS(opening.css)に修正を加えることになります。しかし、opening.cssはシステム側で用意していますので、一般のユーザーには変更することはできません。
・一般ユーザーは、style.cssの中にopening.cssに対する変更事項を記述する方法で、opening.cssのレイアウトをカスタマイズできます。
・画像生成は、AH Formatter[1]を使って行なっています。AH Formatterをプリント・メディアに位置づけて、プリント・メディアだけのレイアウト指定をすることで、EPUBリーダの表示レイアウトには影響を与えることなくカスタマイズ可能です。
・背景画像を自分で用意して、その上にテキストを配置するのもCSSを使えば簡単にできます。
・レイアウト設定は、標準のCSSに加えて、AH Formatterで独自拡張しているCSS機能を使うことができます。また、AH FormatterのデスクトップGUIを使えば、レイアウトをプレビューすることができます。
・カスタマイズ方法は近日中にドキュメント化して公開する予定です。

急いで行ないたい場合は、サポートまでお問合せください。

[1] AH Formatter

メールマガジンのEPUB変換例

お盆休みが終わり、ビジネス再稼動。ということで、昨日、CAS-UB関連のニュース・メルマガを発信いたしました。

今回は、メルマガEPUB変換サービスを開始しましたので、テキスト・メルマガのみではなくて、メルマガのEPUB版も作成しました。現状の、メルマガとEPUBの配信方式の違いは、メルマガがプッシュ配信なのに対して、EPUBはダウンロード方式になることです。将来はプッシュ配信によるEPUBメルマガも普及することと思いますが。

1.元のメルマガはテキスト190行。印刷しますとA4で3枚と少しあります。次のような感じです。テキスト形式の場合は、行間などの設定が適正になりにくいため読みにくくなります。

・1ページ目

・2ページ目

・3ページ目

・4ページ目

◎もとのテキストファイルは次からダウンロードできます。
メルマガテキスト(変換前)

2.このメルマガを、CAS-UBのメルマガ変換を使って簡単な操作でEPUBにすることができます。

◎メルマガ変換結果は次のページからダウンロードできます。
http://www.cas-ub.com/samples/ahnews20120821.epub

例としてiBooksで表示したところの画面スナップショットを示します。
EPUBではCSSで行間の設定を行なうことができますので、テキストよりも読みやすくなります。

また、今後はEPUB形式のメルマガを書店の流通に乗せることもできるようになるだろうと予想します。

CAS-UBの試用ライセンスでもメルマガEPUB変換をお試しいただくことができます。関心をお持ちの方はぜひお試しください。

□■□■□■□■□■□■ご案内□■□■□■□■□■□■

CASオンラインショップでCAS-UBのユーザー登録することで、誰でも30日間だけ無償でご利用いただくことができます。
CAS-UB評価ライセンス

メルマガEPUB変換の4つのテンプレート(サンプル兼解説)とEPUB変換結果

7月24日にCAS-UBに追加予定のメルマガEPUB変換のα版機能について紹介しました。

メルマガEPUB変換機能(アルファ版)の利用方法

続きとして現在用意している4種類のメルマガ種別(メルマガK、メルマガH、メルマガT、メルマガU)テンプレートのサンプルと解説を用意しました。また、実際に変換してEPUBを作成しました。

メルマガEPUB変換では、テキストで書かれたメルマガを、ヘッダー(タイトル)、前書き、目次、記事、フッター(奥付け)に分割して、記事毎に大見出しをつけ、さらに必要に応じて小見出しをつけます。また、目次から大見出しへのリンクを張る事で読みたい記事にジャンプできるようにします。

こうしたコンテンツの自動マークアップ処理を正しく行なうには、オリジナルのテキストを一定の規則に従って書いていただく必要があります。この書き方の雛形がテンプレートのサンプル兼解説となります。

メルマガの書き方は、作者によって異なり、数限りないパターンがあります。そこで、CAS-UBのメルマガEPUB変換ではまず代表的なメルマガを4種類選んで雛形を作成してみました。

これ以外の雛形については、作者の要望に応じて追加していく予定です。実際に変換してみたいメルマガをお持ちの方は、営業担当窓口(cas-info@antenna.co.jp)までご相談ください。

■メルマガ種別のテンプレート・サンプル兼解説

メルマガ種別 テンプレート EPUB見本 備考
メルマガK テンプレート EPUB見本 小寺信良の「金曜ランチボックス」(「夜間飛行」より配信)を参考に雛形化
メルマガH テンプレート EPUB見本 『堀江貴文のブログでは言えない話』を参考に雛形化
メルマガT テンプレート EPUB見本 津田大介の「メディアの現場」を参考に雛形化
メルマガU テンプレート EPUB見本 内田樹メールマガジン 大人の条件(「夜間飛行」より配信)を参考に雛形化

■ご案内

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CAS-UB評価ライセンス

メルマガを縦組みのEPUB3やPDFに自動変換する方法の検討

UTR#50の仕様のことを何回も書いていますが、CAS-UBでこのことを取り上げる理由の一つとして、横書きで書いたメルマガを縦組みのEPUB3やPDFによる電子書籍で読むことができるようにしたい、という狙いがあります。

CAS-UBでは、メルマガをEPUBに変換するサービスを計画していますが、いまのところ横組みについての目処をつけた段階です。その後の段階として縦組みはもちろん考えているのですが、縦組みにするには一段階高いハードルがあります。

そう、「文字の方向」です。ほとんどのメルマガでは、英数字と記号が頻繁に出てきます。その英数字と記号の文字コードはほとんどが、Unicodeの基本ラテンブロック(ASCII)範囲のコードになっています。そして、現在、多くのEPUBReaderは、基本ラテンブロックの文字を横倒しにしています。このためメルマガ中の英数字が全部横倒しになってしまいます。これではとても読めません。

ということで、横倒しの文字の方向を調整するのが次のハードルとなります。処理方法として①1文字ずつ正立、②数字は2文字ペアで縦中横、③文字列全体を横倒し、とするとして、この処理を行なうべき箇所がどの位あるかをカウントしてみます。

現在のメルマガの最高峰とも言える『津田大介の「メディアの現場」』(Vol.36、2012年6月30日発行)を題材にして、その中から数ページを取り上げて、①~③の発生頻度を見てみましょう。

CAS-UBでEPUB変換して縦組スタイルシートを適用したものをAdobe Digital Editions 1.8.1で表示して、①にしたら良い箇所を緑で、②にしたら良い箇所を橙で、③にしたら良い箇所を水色の枠で囲ってしめしてみました。

1.「今週のニュースピックアップ」の中の1ページ

このページは、①7箇所、②4箇所、③なしとなります。

2.津田大介クロニクルの中の1ページ

このページは、①8箇所、②1箇所、③4箇所となります。

3.今週の原発情報クリッピングの1ページ

このページは、①7箇所、②7箇所、③5箇所となります。

4.奥の細道の1ページ

このページは、①9箇所、②10箇所、③1箇所となります。

●以上の4ページだけでみますと、

①英数字を1文字ずつ正立させると良い箇所:31箇所
②数字をペアで縦中横にすると良い箇所:22箇所
③英数字を文字列全体として横倒しすると良い箇所:10箇所

となります。

いままでに様々な縦組み書籍の文字の方向を調べて、このブログで結果を報告してきました。それと凡そ同じ傾向を示しています。

数字については横倒しすると良い箇所はほとんどなくほぼ正立が望ましくなります。特に縦中横にすると良い箇所が非常に頻繁に出てくるのが特徴です。

『津田大介の「メディアの現場」』は、URLが頻出します。この例でもURLが4箇所ありますが、それを除くと通常に書かれた日本語文章で英数字を横倒しすべき箇所は少ないことが分かります。

さて、いま、手作業で方向指定方針を示したのですが、これを自動的に判別して最適なマークアップをすることができるとメルマガの縦組みEPUB、縦組み書籍化が自動的に実現できることになります。

英数字がデフォルト正立であれば、このマークアップ数は半減しますが、プログラムで処理するなら作業負荷はどっちでもそれほど変わりません。

メルマガ配信の新しいステージとEPUBのインパクトを考える―(3)メルマガビジネスの将来

『堀江貴文のブログでは言えない話』の成功により、有料メルマガのブームが始まったのですが、それでは将来はどうなるのでしょうか。

日経ビジネス2012年6月25日号の「敗軍の将、兵を語る」は「ホリエモンの獄中手記」です。その記事の最後の方に次のような文章があります:

しかし、「有料メルマガ」というメディアは大きな可能性があるかもしれません。将来は、テレビや新聞、雑誌に置き換わっていくものだと期待し、発信を続けていきます。

・有料メルマガが堀江氏の予見通り大きなメディアに成長するのでしょうか?
・そのためには何が必要なのでしょうか?

このことについて多方面から勉強してみたいと考えて、有料メルマガライターまたは制作者を対象にして、「ビジネスモデルとしての有料メルマガを考える」セミナーを開催することにしました。本セミナーでは、メルマガ評論家の渡辺文重氏をゲストにお招きして、最近の有料メルマガの動きや未来についてお話をいただきます。

また、私は、EPUBがその一つの鍵になるのではないかと考えています。そして、アンテナハウスでは、メルマガを自動でEPUB3に変換するサービスを近く開始します。本セミナーではその狙いや内容についても紹介します。

●本セミナーの概要

テーマ 有料メルマガライターまたは制作者のためのEPUB作成セミナー
~ビジネスモデルとしての有料メルマガを考える~
開催日時 2012年7月11日(水)18時30分~20時45分(受付開始18時00分)
主な内容 ・渡辺 文重氏講演「有料メルマガの未来」(45分)
・アンテナハウスのメルマガからEPUB3への変換サービスの趣旨とサービス内容説明(40分)
・質疑応答(15分)
会場 東京・秋葉原UDXビル8F ネットカンファレンス会議室B
定員 40名
参加費用 一般5,250円(消費税込み)。但し、有料メルマガ・ライターまたは制作者は発行しているメルマガを示していただいた場合、無料となります。
主催 アンテナハウス株式会社
セミナー事務局 株式会社エクスイズム
お申し込み 次のセミナー事務局の申し込みフォームでお申し込みください。
セミナー事務局申し込み先(エクスイズムのWebページにジャンプします)