新年おめでとうございます。今年もワンソースマルチユースとプリントオンデマンド本の実践をますます推進します。

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

いよいよ2017年が始まりました。昨年末のブログでも説明しましたが、CAS-UBは2016年からプリントオンデマンド(POD)で本を出版するためのPDF生成技術の開発に重点的に取り組んでいます。そして実際に本を作って販売する実践に取り組んでいます。2017年も、さらにこれを強化し、EPUBとPDFでワンソースマルチユースの本作りを推進します。

CAS-UBを使って本を簡単に作れる仕組みを提供する目的は、だれでも効率的な情報の伝達と知識の共有ができるようにして、社会の発展に寄与することにあります。

これまでの歴史において新しい技術・知識や経験の伝達は印刷と出版によって行われてきたのは詳しく説明するまでもない周知の事実でしょう。現在は、その役割分担として、だんだん電子書籍のウエイトが大きくなる一方で印刷書籍が不要になりつつあると言われています。長い目でみますとどうなるかは予測を超えるところですが、電子書籍は、まだ紙を置き換えるほどの段階には達していません。これからしばらくの間は、紙の本も役割がなくなることはないでしょう。ワンソースマルチユース制作を、簡単に、誰でもつかえるようにする必要があります。

まず、「先ず隗より始めよ」ということで、アンテナハウス電子出版プロジェクトでは昨年からプリントオンデマンドによる本の販売実践に力をいれております。昨年は、CAS電子出版として10タイトルをプリントオンデマンドで実践出版しました(一覧は下記)。

昨年の10月から、ECMJ流!のシリーズをCAS-UBで編集・制作してシリーズとして順次リリースしています。ECMJ!流は、Eコマースビジネスの人財育成コンサルタント会社であるECマーケティング人財育成の石田麻琴社長のブログ[1]を本にするものです。

石田社長は2013年8月から毎日ブログを書いているのですが、このブログは毎日全力投球100%出し切る姿勢で書かれており、ひとつひとつの記事はすばらしい内容です。
しかし、ブログという形態には、論理を順序立てて説明しにくく、情報を伝えるという点で若干の欠点があります。これは本にする目的は、ブログという形式では難しいが本ならできることを提供するできます(詳しくは、「ブログと本の比較」を参照)。本について言えば、もちろん、編集の仕方次第ではあります。うまく編集することで分かりやすさを作り出すことができるでしょう。

2016年発売CAS電子出版タイトル・一覧
『PDFインフラストラクチャ解説』 1月発売
『XSL-FO の基礎 – XML を組版するためのレイアウト仕様』
『スタイルシート開発の基礎 – XML と FO で簡単な本を作ってみよう』
『MathML 数式組版入門』
『瞬簡PDF作成7 ユーザーマニュアル』
『DITAのすすめ』
『瞬簡PDF書けまっせ7 ユーザーマニュアル』
『おにぎり水産 鬼切社長のEコマース奮闘記: ~とある地方の笹かまぼこ工場がネットショップを成功させるまで~』
『E コマース成功のための土台づくり~ネットのマーケティングを徹底的に理解せよ~』
『今日からできるEコマースの集客戦略!: ~広告予算がなくても、アクセスは伸ばせる~』

ブログと本の比較
【ブログの弱点】
・ブログの記事としての寿命はそれほど長くありません。ブログへのアクセス数は1週間程度で細々としてしまいます。
・ブログで昔書いた記事はどんどん埋没してしまいます。カテゴリー分けなどで埋没を避けようとしても限界があります。
・ブログは日記と同じようなものでひとつひとつの記事が断片的となりがちです。そこで、自分の主張をテーマとして設定し、順を追って論理的な展開をするにはあまり向いていないと思います。
・ブログは改訂しません。日記に似ており、一過性です。

【本の長所】
・1冊毎にパッケージ化されますので、情報としての寿命は長くなります。
・また、本は1冊ずつ切り離した形で販売しますので、単品としてプロモーションをしやすくなります。
・数百ページをひとつのパッケージとし、テーマによって章建てすることで、順を追ってひとつの主題を展開しやすくなります。というよりも本の多くは予め構成を考えて執筆されます。
・本は改訂し、議論を深め・進化できます。

[1] ECマーケティング人財育成ブログ

ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則シリーズ第3弾 『今日からできるEコマースの集客戦略!: ~広告予算がなくても、アクセスは伸ばせる~』

「ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則シリーズ」第3弾『今日からできるEコマースの集客戦略!: ~広告予算がなくても、アクセスは伸ばせる~』が、アマゾンプリントオンデマンド、およびKindle版で発売となりました。

このシリーズは株式会社 ECマーケティング人財育成の石田社長のブログをトピック別に整理して書籍の形式で発刊するものです。シリーズ第三弾にあたる本書のトピックは、インターネットマーケティングでもっとも難しく、Eコマース運営者の誰もが頭を悩ます「集客戦略」です。

ECMJ3-

本の情報
書名:『今日からできるEコマースの集客戦略!: ~広告予算がなくても、アクセスは伸ばせる~』
シリーズ名:ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則
著者:株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役 石田麻琴
発行元:アンテナハウス株式会社CAS電子出版

○POD版
ページ数:A5版文字サイズは9ポイントで1行18文字2段組、33行/1ページ。全184ページ(タイトルページ、目次、奥付含む。)
価格:2,179円(消費税込み)
ISBN:978-4-900552364
販売店:アマゾン(amazon.co.jp)

○電子版
当初はKindleのみ(Kindleセレクト)で販売していますので、Kindle Unlimitedでお読みいただけます。先々は他の電子ブックストアでも販売する予定です(そのときはKindle Unlimitedではお読みいただけなくなります。また価格も変更となります)。
ISBN:978-4-900552371(アマゾンのASIN:B01M72RPUK)
電子版発売元・価格:Kindle版:税込1,250円(Kindle Unlimited対象)

内容のご紹介

マーケティングで有名な法則にAIDMAがあります。AIDMAのAは認知と言われますが、認知における第一の段階は存在を知ることです。いくら良いサービスを提供し、いくら優れた商品を提供したとしても、消費者あるいは販売したい潜在的な顧客に存在を知ってもらえければ決して使ってもらえません。サービスの利用者が増えない・商品が売れない一番大きな原因は「知られていない」からです。

特に、道行く人に、通りがかりに目にして貰う機会がある実際の店舗、またお店の棚に実際の商品が陳列されるリアルの世界と比べると、インターネットの世界では、端末画面の上に表示されなければ、存在を知って貰う機会がゼロとなります。そこでE コマース事業を成功させるために最初に取り組むべきなのは「集客」です。現在、Eコマースサイトの大部分は集客を広告に頼っています。しかし、Eコマースサイトは無数に増えていきますので、広告に頼るだけでは収益がどんどん低下してしまいます。

本書ではいつの時代も変わらない「原理原則」の視点からEコマースの集客戦略について語られている記事をまとめています。ショッピングモールの検索対策、Googleアナリティックスの見方、データに基づく広告枠の選択、バナー広告クリック率の向上方法、広告効果の検証法、広告画像の制作、広告テキストの制作など豊富なテーマを取りあげており、インターネットマーケティング担当者にとって、目から鱗が落ちるようなヒントが満載されています。

目次
はじめに
第1章 集客はE コマース事業のキーポイント
第2章 広告で成果を生む秘訣
第3章 メルマガ
第4章 検索
第5章 コンテンツマーケティング
第6章 Web サイト運用改善
第7章 アイデアを絞る
第8章 「違い」をつくる
第9章 競合分析
第10章 制作のポイント・スマホ対応・WEB と紙
索引

詳細目次
下記は本文のオリジナルブログ一覧です。

第1章 集客はE コマース事業のキーポイント
インターネット集客。ネットショップの存在を知ってもらう3つのパターン【no.0798】
新規顧客の集客方法は、詰まるところ4つしかない。【no.0251】
ネット広告で新規顧客を集めるための原理原則。【no.0255】
検索エンジンからの自然流入を増やすために。【no.0262】
メディア拡散のヒントは、メディアの傾向を知ること。【no.0269】
リアルビジネスはインターネットでも勝てます。【no.0277】
紹介してもらうこととは、話題にしてもらうこと。【no.0285】

第2章 広告で成果を生む秘訣
ヤフーショッピングの無料化でのEC業界の影響は? 【no.0043】
ヤフーの「eコマース革命」は改善のチャンス!【no.0044】
ヤフーショッピング広告戦略のポイント・考え方。前編 【no.0045】
ヤフーショッピング広告戦略のポイント・考え方。後編 【no.0046】
ヤフーショッピング広告戦略のポイント・考え方。終【no.0047】
広告の成果データの開示で、ヤフーショッピングの出店者をもっと賢く・・! 【no.0048】
ショッピングモール広告枠との格闘。積み重ねが大事です。【no.0320】
Yahoo!ショッピングの広告CPCをなんとかして、半分にしたい!【no.0323】
ネット広告の掲載回数は、コントロールできるのか?【no.0327】
「これをしちゃいけない」はあるが、「これをすればいい」はない。【no.0331】
マーケティングの「魔法の杖」は、地中に埋もれている。【no.0335】
新設のYahoo!ショッピング広告の取捨選択の方法【no.0338】
ネットショップで広告を使うふたつの目的を理解しよう。 【no.0149】
初めて広告を買うときの選定方法。ここは競合にのっかっていこう【no.0977】
広告はネットショップ運営の花形!広告作成のコツを考える。【no.1002】
広告画像は「お客様を馬鹿にしてるんじゃないのか?」と不安になるくらいわかりやすく。【no.1003】
広告画像と比べると、広告テキストは比較的作成のポイントが明確。【no.1004】
成果管理表を作成して、1回1回の挑戦を最大限ノウハウにする。【no.1005】
広告戦略は、「広告選び」が勝負の半分を決める。【no.1096】
スマートデバイスが変える、看板広告の広告価値【no.0456】
EC事業の損益分岐点と顧客生涯価値から広告費率を考える。 【no.0127】
インターネット広告の費用対効果が悪い、は果たして本当なのか?【no.0543】
楽天サーチワード広告が使える理由。【no.0209】

第3章 メルマガ
ネットショップにおけるメールマガジンの成果検証の方法。数値項目編【no.0520】
ネットショップにおけるメールマガジンの成果検証の方法。検証具体策編【no.0523】
ネットショップにおけるメールマガジンの成果検証の方法。顧客セグメント編【no.0526】
ネットショップにおけるメールマガジンの成果検証の方法。セグメントの切り方編【no.0529】
ネットショップのメールマガジン、テキストメルマガでいくかHTMLメルマガでいくか【no.0775】
セグメンテーションをしただけで、お客様の反応が変わる不思議【no.1073】

第4章 検索
ショッピングモールの検索順位を考えるときの「原理原則」。 【no.0162】
検索順位アルゴリズムに適応するため実践&検証を繰り返す。 【no.0164】
自分の頭の中にない言葉を、検索することはありません【no.0388】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」1【no.0684】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。2【no.0688】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」3【no.0698】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」4【no.0705】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。5【no.0712】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。6【no.0719】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。7【no.0733】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。8【no.0740】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。9【no.0747】
「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。10【no.0753】
楽天、ヤフー、DeNA、どこでも同じ。ショッピングモールのランキング・検索順位の使い方【no.0620】
インターネット×コンテンツの時代。「検索」ははたしてどうなる?【no.0736】

第5章 コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングは、現代おける「修行」です。 【no.0165】
オウンドメディアに取り組むことの効果5選。前【no.0183】
オウンドメディアに取り組むことの効果5選。後【no.0185】
ネットビジネスでメディアとブログに取り組む価値。【no.0291】
ブログを継続するための、「ネタ」に対する考え方。其の壱【no.0442】
ブログを継続するための、「ネタ」に対する考え方。その弐【no.0446】
ブログを継続するための、「ネタ」に対する考え方。其の参【no.0453】
ブログを継続するための、「ネタ」に対する考え方。その四【no.0458】
ブログを継続するための、「ネタ」に対する考え方。その五【no.0465】
これでコンテンツマーケティングの鬼?ブログを継続するためのコツ。前半【no.0639】
これでコンテンツマーケティングの鬼?ブログを継続するためのコツ。後半【no.0641】
売上が上がらないなら、毎日ブログを書いてみてはいかがでしょう。【no.0617】
どこでブログをやった方がいい?プラットフォームを活用するか否か【no.0795】
マーケティングブログを毎日書き続けて、2年が経過しました。【no.0730】
ブログを活用してインターネットから新規顧客にリーチする。5つのポイント【no.0813】
本日999回目。ECMJブログを1,000日間続けてわかったこと。【no.0999】
ブログを書き続けていると何かが起こる。それがお客様の「インサイト」【no.0802】
続・ブログを1,000回続けていてうれしかったことがありました。【no.1020】
ブログを書くのは毎日ではなく、月2回1,000文字でも意味があるか。【no.1076】
情報発信は出し惜しみしない。100%を出すつもりでいく【no.0926】
インターネット活用は定期的な「更新」と「発信」ができてこそ【no.0925】
お客様への「能動的なアプローチ」をマーケティングの「軸」にする【no.0918】
ブログはなぜ1,500文字なのか!?大切なのは「自分ルール」を徹底すること【no.0817】

第6章 Web サイト運用改善
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その壱【no.0941】
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その弐【no.0942】
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その参【no.0943】
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その四【no.0946】
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その五【no.0947】
まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その六【no.0948】
「数」のWEBメディア、「質」のWEBメディア。最後に勝つのはどちら?【no.0953】
御社のウェブサイト改善の優先順位、もしかしたら少しズレてるかも【no.0544】
WEBサイトの良し悪し。初見ではっきり言えることはひとつだけです【no.0954】

第7章 アイデアを絞る
あなたはインターネット広告を全てストップできる? 【no.0069】
「成果が上がらない」ことのほとんどの理由は「ただ単に知られていない」だけ【no.0430】
人は、お金を使うと頭を使わなくなる。汗水も流さなくなる。だから勝てない。前編【no.0662】
人は、お金を使うと頭を使わなくなる。汗水も流さなくなる。だから勝てない。後編【no.0663】
改善のアイデアは、絞れば絞るほど生まれてくる。絞らなきゃ生まれない。前【no.1047】
改善のアイデアは、絞れば絞るほど生まれてくる。絞らなきゃ生まれない。後【no.1048】
「広告を使わない」で試行錯誤する、もがく。そんな自分ルールから始める【no.1038】
広告を使わないことで培われるもの。「頭を使う」ともうひとつは?【no.0880】
「やると決めたことをやる」ために、3つの環境を整える。【no.1037】

第8章 「違い」をつくる
「違い」は非効率から生まれる。まず「最高」を想像しよう【no.0395】
「違い」は「非効率」から生まれる。「非効率」から「効率」を見出せば「強み」になる【no.0432】
ネットショップの「違い」や「差別性」で悩んだら、「雑誌」をチェックしてみるといい【no.0828】
「違い」をつくるため、徹底的に情報発信して自分自身がメディアになる【no.0838】
「ひと手間」を徹底することで、サービスの「違い」をつくる【no.0899】
「違い」をつくって、「違い」に共感してくれるお客様をひたすら探す【no.0940】
数ある競合の中から選ばれる「潜在的な集客力」をつくる【no.0975】

第9章 競合分析
競合分析の習慣をつける具体的な方法。【no.0242】
競合分析は「原因」と「結果」を意識する。【no.0247】
ネットショップの「競合分析」。数字をつかむことの難しさ【no.1009】
ネットショップの「競合分析」。ひとつの競合を点ではなく線でみる【no.1010】
自社の商品が市場で「負け」ていないか。丁寧にチェックする【no.1058】
実は意外と「やりきれ」ていない競合調査。まず最初にやることは?【no.1072】

第10章 制作のポイント・スマホ対応・WEB と紙
画像撮影、画像加工、恐るることなかれ!無料でできること、お金をかけるところ【no.0984】
ネットショップのイメージ画像撮影は事前の準備がポイント【no.0841】
ネットショップ出店で最初につまづくのはページの制作。【no.0050】
ネットショップのページ制作。どこから手を付ければいい?【no.0648】
ページ制作の成功事例や理論は、あくまで次の改善を考えるための材料【no.0649】
スマホ対応の流れは一旦止まったようだけど・・【no.1032】
コンテンツ制作の方針、店舗情報の表示、回遊性の3つのポイントからスマホ改善を考える【no.1033】
大切なのはスマホを使うお客様の「ご不便、ご不満」を解決すること【no.1034】
紙とWEB。編集とマーケティングの最大の「違い」とは!?前半【no.0530】
紙とWEB。編集とマーケティングの最大の「違い」とは!?後半【no.0536】
紙(カタログ)通販がネットショップをやるとき気をつけること。【no.0203】

既刊本紹介

[1] 既刊本と併せてぜひお読みください。
1. 第一弾「おにぎり水産 鬼切社長のEコマース奮闘記: ~とある地方の笹かまぼこ工場がネットショップを成功させるまで~」
2. 第二弾「E コマース成功のための土台づくり~ネットのマーケティングを徹底的に理解せよ~」
[2] ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則シリーズ
[3] アンテナハウス書籍一覧

新刊のご案内:『E コマース成功のための土台づくり~ネットのマーケティングを徹底的に理解せよ~』

ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則 シリーズ第二弾として『E コマース成功のための土台づくり~ネットのマーケティングを徹底的に理解せよ~』がアマゾンKDPと、プリントオンデマンド版(POD)で発売となりました。POD版については、三省堂などの他のオンライン書店でも順次発売の予定です。

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本の情報
書名:『E コマース成功のための土台づくり~ネットのマーケティングを徹底的に理解せよ~』
シリーズ名:ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則
著者:株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役 石田麻琴
発行元:アンテナハウス株式会社CAS電子出版
ページ数:POD版はA5版文字サイズは9ポイントで1行18文字2段組、33行/1ページ。全210ページ(タイトルページ、目次、奥付を含み、表紙を除く。)
ISBN(POD版):978-4900552340
ISBN(電子版):978-4900552357(アマゾンのASIN:B01MQHD7ZL)
電子版販売元:Kobo版Kindle版:価格1,250円
POD版販売元:(11月19日現在)アマゾン(ほか、今後発売予定):価格2380円(消費税込み)
電子版:当初はKindleのみ(Kindleセレクト)で販売していますので、Kindle Unlimitedでお読みいただけます。先々は他の電子ブックストアでも販売する予定です(そのときはKindle Unlimitedではお読みいただけなくなります。また価格も変更となります)。

本書の狙い
インターネットビジネス、特にEコマースを始めたいとお考えの方、あるいは、一度始めたが挫折して再挑戦をお考えの方に最適です。Eコマースは実店舗と違って立地や商圏の概念がないため、実店舗とはまったくことなる考え方で取り組む必要があることが説かれています。

本書はECマーケティング人財育成のブログで石田社長が連載している記事から、Eコマースをスタートし、育成に取り組む時に考えるべきことを選別して読み易く整理しなおしたものです。

目次
はじめに
第1章 インターネットマーケティングを理解する
第2章 ネットショップを始める
第3章 目標設定・予算設定
第4章 Eコマース事業取り組みのポイント
第5章 ネットショップ運営
第6章 規模別課題
第7章 自社サイトかモールか
第8章 ネットショップの理論
第9章 ネットショップの担当者になったら
索引

詳細目次
第1章 インターネットマーケティングを理解する
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その壱【no.0407】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その弐【no.0409】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その参【no.0416】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その四【no.0418】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その五【no.0422】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その六【no.0429】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その七【no.0437】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その八【no.0443】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その九【no.0450】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十【no.0457】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十一【no.0464】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十二【no.0470】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十三【no.0479】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十四【no.0486】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十五【no.0493】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十六【no.0501】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十七【no.0507】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十八【no.0513】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十九【no.0521】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その二十【no.0527】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その二十一【no.0535】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。二十二【no.0542】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。二十三【no.0549】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。二十四【no.0556】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。二十五【no.0563】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その二十六【no.0570】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その二十七【no.0577】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その二十八【no.0584】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その二十九【no.0591】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その三十【no.0598】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その三十一【no.0605】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その三十二【no.0612】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その三十三【no.0619】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。最後【no.0626】

第2章 ネットショップを始める
わざわざネットショップを頑張る理由はない、けど新しい柱が欲しいなら【no.0808】
いまネットショップをやっていない会社ほど成功の可能性がある【no.0807】
ネットショップに参入する場合『どこに釣竿を垂らすか』前編 【no.0036】
ネットショップに参入する場合『どこに釣竿を垂らすか』後編 【no.0037】
ネットショップに参入する場合『どこに釣竿を垂らすか』終 【no.0038】
Yahoo!ショッピング 今日からできる月商50万のネットショップの作り方。【no.0215】
ネットショップでまず月商50万円を目指す2つの理由。【no.0231】
「余裕ができたら事業をシフトしたい」は、基本的に無理です。【no.0576】
赤字が怖いなら、Eコマース事業はやめた方がいい【no.0347】
ネットショップは70%でスタートし、チューニングしながら100%に近づける【no.0820】
ネットにうとい経営者に、ネットショップの事業計画をとおすには?【no.0856】
Eコマース事業を成功させるためのふたつの条件。「商品をつくれる」「実店舗がある」【no.0772】
Eコマース事業をまずは3年間、期限を区切って徹底的に努力をしてみる【no.0774】
インターネットで取引先を増やす!BtoBでのEコマース活用のススメ。前編【no.0780】
インターネットで取引先を増やす!BtoBでのEコマース活用のススメ。後編【no.0781】
売上と利益、だけじゃない!BtoB企業におけるネットショップの活かし方【no.0815】
「今年こそ、ネットを本気でやる!」と毎年言っている経営者さんへ【no.0487】
成功しやすいEコマースって、どんなネットショップ?①【no.0569】
成功しやすいEコマースって、どんなネットショップ?②【no.0571】
成功しやすいEコマースって、どんなネットショップ?③【no.0572】
成功しやすいEコマースって、どんなネットショップ?④【no.0579】
成功しやすいEコマースって、どんなネットショップ?⑤【no.0590】
成功しやすいEコマースって、どんなネットショップ?⑥【no.0599】

第3章 目標設定・予算設定
インターネットビジネスの目標設定、予算設定について。一【no.0711】
インターネットビジネスの目標設定、予算設定について。二【no.0718】
インターネットビジネスの目標設定、予算設定について。三【no.0737】
インターネットビジネスの目標設定、予算設定について。四【no.0750】
販売促進費、広告宣伝費の考え方。予算はどうとる?どう使う?1【no.0666】
販売促進費、広告宣伝費の考え方。予算はどうとる?どう使う?2【no.0667】
販売促進費、広告宣伝費の考え方。予算はどうとる?どう使う?3【no.0673】
販売促進費、広告宣伝費の考え方。予算はどうとる?どう使う?4【no.0676】
販売促進費、広告宣伝費の考え方。予算はどうとる?どう使う?5【no.0681】
販売促進費、広告宣伝費の考え方。予算はどうとる?どう使う?6【no.0697】
販売促進費、広告宣伝費の考え方。予算はどうとる?どう使う?7【no.0732】
販売促進費、広告宣伝費の考え方。予算はどうとる?どう使う?8【no.0739】
販売促進費、広告宣伝費の考え方。予算はどうとる?どう使う?9【no.0746】

第4章 Eコマース事業取り組みのポイント
「うちのEコマース事業うまくいきそうですか?」のご相談の際、必ず伺っていること【no.0604】
経営者とスタッフ、Eコマース事業の「認識のズレ」を解消するためには!?【no.0794】
Eコマース事業を成功させるために必要なのは「運用投資」【no.0782】
Eコマース事業の成長を加速させるため「実行数値管理表」を活用しよう。前編【no.787】
Eコマース事業の成長を加速させるための「実行数値管理表」を活用しよう。後編【no.0788】
Eコマース事業の成功のために知っておきたい「戦略の軸」【no.0789】
Eコマース事業に全員が本気になるための第一歩「評価の再設定」【no.0803】
イーコマース事業の「企画・構築・運用(運営)」を整理する。【no.0117】
選択と判断をしていく力がより重要になる。 【no.0120】
Eコマース事業の取り組み方別、「こんな課題に注意!」。【no.0313】

第5章 ネットショップ運営
ネットショップを運営するときの7つの業務。【no.0182】
ネットショップを運営していくための「7つの業務」を知ろう【no.0768】
バックヤードを「売上に繋がる」フロントヤード化する。【no.0197】
インターネットビジネスの「成長予測」をするのはナンセンス。【no.0726】
インターネットを活用して「富裕層ビジネス」をおこなう場合のポイント【no.0725】
ペルソナを設定すると、掘り下げるポイントが少しずつ見えてくる【no.0873】

第6章 規模別課題
ネットショップの規模別の課題。「売上ゼロ」のフェイズ。 【no.0180】
採用によってネットショップのWeb制作力を補う場合。【no.0181】
「売上ゼロのフェイズ」本当の課題は、ネットショップを続けられるか。【no.191】
ネットショップ規模別の課題。「売上10万のフェイズ」【no.0198】
網を広げ、網の目を工夫してお客様に見つけてもらう。【no.0200】
まずはアナログなネットショップ運営から。【no.0219】
ネットショップの規模別の課題「月商100万円」のフェイズ。【no.0245】
販売実績を3つの視点から分析し、施策に繋げる。【no.0249】
広告は「やりっぱなし」にしてはいけない仕事の代表。【no.0253】
ネットショップの規模別の課題「月商300万円」のフェイズ。【no.0267】
在庫管理視点でみた物流のアウトソーシング化。【no.0275】
多店舗展開に失敗しないためのポイント。【no.0282】
「結果」を押さえるところからマーケティングは始まる。【no.0288】
ネットショップの規模別の課題「月商500万円」のフェイズ。【no.0295】
インターネット広告の本当の「失敗」とは何か。【no.0302】
インターネット広告戦略を考えるときの5つのポイント。【no.0310】
「いまのお客様はなぜお客様になってくれたのか」を活用する。【no.0316】
多店舗展開、ブランド展開成功のため、Eコマース事業を組織化する。【no.0332】
1番手を投入しないと可能性の有無はわからない【no.0339】
ネットショップのチャネル展開、ブランド展開の優先順位【no.0346】
拡大期の課題になるネットショップ運営の7つの業務【no.0368】
ネットショップの規模別の課題「月商1,000万円」のフェイズ【no.0401】

第7章 自社サイトかモールか
ネットショップを自社サイトで立ち上げるか、ショッピングモールで立ち上げるか【no.0771】
ショッピングモールと自社サイト「石田だったらどうするか」の回答【no.0795】
あくまで最終目標は自社サイトでのネットショップ運営。そこを目指すために・・【no.0893】
自社サイトでEコマースを運営するとき、どのショッピングカートASPを選べばいいか【no.0779】
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング…ショッピングモールと自社サイト。どこでネットショップを構えるか。前編 【no.0032】
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング…ショッピングモールと自社サイト。どこでネットショップを構えるか。後編 【no.0033】
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング…ショッピングモールと自社サイト。どこでネットショップを構えるか。終章【no.0034】
インターネットの活用3(+1)の中で、もっともチャンスがありそうなのは・・?【no.0837】
自社サイトは「自分たち」ではなく「お客様」のメリットを考えて展開する【no.1011】
自社サイトで成功しやすいパターン、no.1はやっぱり・・【no.1012】

第8章 ネットショップの理論
Eコマースの「的当てゲーム理論」を知り、ネットショップのPDCAを理解する【no.0767】
実店舗は、あるもののからお客様が選んでくれる。ネットはそうではない【no.0877】
リアル(実店舗)とネット(Eコマース)は、マーケティングの「基点」が違う【no.0766】
ネットショップの戦略をシンプルに書いてしまいます。 【no.0145】
ネットショップが下剋上を起こすには‥!? 【no.0107】
ネットショップの運営にかかるお金の話。【no.0230】

第9章 ネットショップの担当者になったら
もしも明日、ネットショップの担当に任命されてしまったら。その一【no.0858】
もしも明日、ネットショップの担当に任命されてしまったら。その二【no.0859】
もしも明日、ネットショップの担当に任命されてしまったら。その三【no.0862】
もしも明日、ネットショップの担当に任命されてしまったら。その四【no.0864】
もしも明日、ネットショップの担当に任命されてしまったら。その五【no.0865】
Eコマース事業の人材育成に求めたい要件。【no.0221】
ネットショップの人材育成。人は「育つ」もの。【no.0216】
ネットショップの専任担当者をつけるか。他業務との兼任にするか【no.0778】
専任をつけられないなら、全社的に取り組む宣言を。【no.0303】

[1] 株式会社ECマーケティング人財育成(トップがブログ)
[2] ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則シリーズ
[3] アンテナハウス書籍一覧
[4] シリーズ1冊目の紹介:新刊のご案内:『おにぎり水産 鬼切社長のEコマース奮闘記: ~とある地方の笹かまぼこ工場がネットショップを成功させるまで~』

新刊のご案内:『おにぎり水産 鬼切社長のEコマース奮闘記: ~とある地方の笹かまぼこ工場がネットショップを成功させるまで~』

アンテナハウスのCAS電子出版より、『おにぎり水産 鬼切社長のEコマース奮闘記: ~とある地方の笹かまぼこ工場がネットショップを成功させるまで~』が新発売となりました。次はプリントオンデマンド(PDO)版の表の写真と本文の写真です。

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1月28日より試し読み版の配布を開始しました

第1章から第4章までをお試し版(PDF)として無償配布しています。画像クリックでダウンロードページへジャンプします。☞

本の情報
書名:『おにぎり水産 鬼切社長のEコマース奮闘記: ~とある地方の笹かまぼこ工場がネットショップを成功させるまで~』
シリーズ名:ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則
著者:株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役 石田麻琴
発行元:アンテナハウス株式会社CAS電子出版
ページ数:POD版はA5版文字サイズは9ポイントで1行18文字2段組、33行/1ページ。全202ページ(タイトルページ、目次、奥付含む。)
ISBN(POD版):978-4900552326
ISBN(電子版):978-4900552333

電子版価格:税込1,250円
電子版販売元:Kindle版(アマゾンのASIN:B01M72RPUK)、1月30日よりKoboで発売

POD版価格:税込2,300円
POD版販売元:(2017/1/28現在)
アマゾン
三省堂書店
ウェブの書斎
honto
楽天ブックス

本の成り立ち
本書は、株式会社ECマーケティング人財育成の石田社長が同社のブログ[1]で連載している「鬼切社長シリーズ」を1冊の本にまとめたものです。CAS電子出版では、今後、同社のブログを整理して、ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則シリーズとして逐次発売の予定です。ECMJ流!ブログは、第一回目が2013年8月8日ですが、毎日新しい記事が掲載されており、既に、1141回となっています。すごいですね。そのうち、ブログ投稿回数でギネスブックに載るのではないでしょうかね。回数もさることながら、このブログではインターネットマーケティングの真髄がいっぱい語られています。きっと、将来、石田社長はインターネットマーケティングの教祖になられると思います。そこで、CAS電子出版はECMJ流!の伝道師となるべく、本書を出版しました。

お勧め
弊社でも、ECストアでパッケージソフトを販売していますが[2]、ECストアにどうやって集客し、来店したお客様に商品を買っていただくかは大きな課題です。本書を読むと課題に立ち向かうための、いろいろなアイデが得られます。

同じような課題を持っている中小企業の経営者やストア運営担当者が多いのではないかと思いますので、そういった方には、まず本書をお読みになることをお勧めします。きっと目から鱗が落ちますよ。

目次
第1章 ネットショップで壁にあたる
第2章 ネットショップ失敗の原因を考える
第3章 ネットショップのお客さんと目標を設定する
第4章 売上と利益を検討する
第5章 売上目標を決め、事業数値を考える
第6章 システム担当者がやってきた
第7章 新しいネットショップをオープンする
第8章 実店舗のお客さんにネットショップを知ってもらう
第9章 ネットショップを改善する

詳細目次
各章に収録しているブログ記事のタイトルとブログの番号

第1章 ネットショップで壁にあたる
ネットショップのあるあるストーリー。【no.0212】
担当者が鬼切社長に提案したこととは。【no.0214】
ランキング1位のために、さらに広告を使いましょう。【no.0218】
そういうお店さんはみなさん失敗されています。【no.0220】
大丈夫です。ネットショップ運営講座を用意しています。【no.0222】
メールマガジンを送って、リピートしてもらおう。【no.0226】
3,000人にメールマガジンを送った結果。【no.0229】
鬼切社長が最後にたどり着いた結論とは。【no.0233】

第2章 ネットショップ失敗の原因を考える
水産加工業者としては勝っていても、インターネットでは負けている。【no.0237】
正直に申し上げると、とても迷惑なんです。【no.0240】
なぜ迷惑なのか、理由をお話しします。【no.244】
二子社長が鬼切社長に紹介した人物は‥。【no.0246】
猪井氏先生は逃げも隠れもしない。【no.0248】
まずは自分で考えることが大切じゃ。【no.0250】
猪井氏先生は、ホワイトボードに丁寧に書き残しました。【no.0252】
母の日が父の日に比べて需要が大きいのは確かだが。【no.0256】
「わかった」を探していくのが、仕事というもの。【no.0259】
おにぎり水産ネットショップの購入者は、笹かまぼこを食べたのか?【no.0261】
当たり前のこと、当たり前にわかって行動できてるん?【no.0263】

第3章 ネットショップのお客さんと目標を設定する
鬼切社長の心の中は、喪失感と寂しさであふれた。【no.0266】
鬼切社長は現場からヒントを得ようと考えた。【no.0268】
猪井氏先生、鬼切社長に突然の提案をする。【no.0270】
鬼切社長は、いい笑顔で猪井氏先生を出迎えました。【no.0273】
おにぎり水産のネットショップの方向性が決まる。【no.0276】
おにぎり水産ネットショップが大切にしたいこと。【no.0280】
鬼切殿、提出日を守ってください。【no.0287】
「売上」以外の、ネットショップを事業化する目的と価値。【no.0294】
重要なのは、決めることより、守り続けられるか。【no.0301】

第4章 売上と利益を検討する
300万円の売上のために、240万円の経費を支払う。【no.0308】
モットーは「人を育てる」こと。それは試行錯誤する力。【no.0315】
二子社長は、年商1億円を表す1本の線で説明を始めました。【no.0319】
物流費の内訳、主なものは「配送料金、人件費、資材費、保管料」【no.0322】
配送料金だけで、年間3,000万円。送料無料はダメだ。【no.0326】
1件の発送で、ガムテープをどれくらい使ったか、計算する?【no.0329】
インターネット専業の会社は、どうやって発送作業をしている?【no.0333】
アウトソーシングすれば、物流費は抑えられるのか。【no.0336】
物流拠点を変えることによって、配送コストを最適化する【no.0340】
間を繋いでくれた人を、一番大切にすること【no.0344】
「70%を100%続ける」。100%を期待すると身動きが取れない【no.0350】
年商1億円、利益=20%、商品原価=35%、物流費=39%【no.0354】
ショッピングモールと自社サイト。ネットショップ出店の違い【no.0362】
歩くために持つのは、いつの時代も変わらない原理原則【no.0366】
ロイヤルティを払ってまでショッピングモールに出店する意味とは【no.0369】
イニシャルコストと必要経費の違いとは【no.0372】
ネットショップの決済方法は、クレジットカードと?【no.0376】
クレジットカード決済とコンビニ決済の違いとは【no.0380】
決済方法の選択肢が増えると、顧客満足は改善するのか【no.0383】
これまでのネットショップ運営では、到底利益は残らない【no.0386】
片手間に取り組んでも、Eコマース事業は勝てません【no.0390】
広告は「悪」ではない。そこに「狙い」のないことが「悪」である【no.0393】
現状のネットショップ運営体制だと、利益は7%しか残らない【no.0396】

第5章 売上目標を決め、事業数値を考える
ネットショップ担当が兼任で、そもそも年商1億円に到達するのか!?【no.0399】
「コストを抑えてスタートして、数字が見えてきたら本腰を」は本当に可能なのか?【no.0403】
ネットショップで利益を出すための秘伝の「裏ワザ」とは?【no.0406】
価格を5倍にしただけで、なんと簡単に利益率が改善。【no.0411】
おにぎり水産のことを知ったお客様ならショッピングモールに流す必要はありません。【no.0413】
『実店舗にきてくれたお客さんにネットショップでも買ってもらう』ため試行錯誤する。【no.0417】
時間をかけて育てれば、やがて大きな花が咲き、甘い果実が生る。【no.0420】
売上目標が決まると「会計数値」と「事業数値」が決まる。【no.0424】
実店舗をやっていればわかる数値項目とインターネットならではの数値項目【no.0427】
「アクセス人数」は、いったい何の役に立つというのか・・!?【no.0431】
「来店したけど買わなかったお客さん」には、それはそれで「理由」がある【no.0435】
ビジネスにはレールもなければ、カーナビもない。【no.0438】

第6章 システム担当者がやってきた
おにぎり水産にシステム担当の麻間さんがやってきました【no.0441】
ネットショップが取り扱っている商品の数は、果たしてどれくらい?【no.0445】
ネットショップにおける商品数と売上の関係性とは?【no.0448】
システムのアイデアを出すのは人、ハンドリングするのも人【no.0452】
何をやればいいかはわからないけれど、やったことが良かったか悪かったかはわかる【no.0455】
おにぎり水産に足りないのは「小売りとしてのブランド」だけ【no.0459】
委託・受注発注・ドロップシッピングで取扱い商品数を増やす【no.0462】
スマートフォンの普及で、ネットショップ運営はどう変わる?【no.0472】
スマホコマースでは、情報の見逃しが多くなる?【no.0476】
インターネットの未来を「原理原則から考える」【no.0483】
大切なのは、市場環境の変化によって「変えられる」準備をしておくこと【no.0490】
「最初に出会った方」が成功を左右する。しかしそれは「運」であり「縁」【no.0497】
猪井氏事務所との契約締結。3年で卒業すること!【no.0504】
猪井氏事務所のコンサルティングは「全面バックアップ」方式!【no.0511】
ネットショップの「運営代行」と「全面バックアップ」の違いとは【no.0518】
どんな挑戦もまずは自分のメンタルとの戦い。行けばわかるさ!ばかやろう【no.0525】
猪井氏先生が鬼切社長に伝えた「ネットショップ担当者」の適任条件とは【no.0532】

第7章 新しいネットショップをオープンする
事務、営業、製造・・おにぎり水産のメンバーでEコマース担当に適任なのは?【no.0539】
おにぎり水産は実店舗とネットショップを合わせた「直販事業部」をつくる【no.0546】
自分が思っているよりも、実はスタッフの方が自社のことを考えている【no.0553】
ネットショップを運営しながら、HTMLの編集も、商品画像の加工も覚えていく【no.0560】
猪井氏事務所のコンサルティングは、現場は大変、でも経営者は嬉しい【no.0567】
おにぎり水産の新しいネットショップ「笹かまおにぎり」がついにオープン!【no.0574】
圧倒的な数の「現実」に耐えること。「我慢」の先に成功はある【no.0583】
「何をするか」を考えるより、「成果を管理する方法」を作るところから始める【no.0588】
エクセルを作って、8つのマスを埋める。日付、売上、アクセス人数、受注件数と‥【no.0595】
ネットショップの主要管理数値、5つの数字項目からスタートする理由【no.0602】
デジタルマーケティングの「的当てゲーム理論」って聞いたことある!?【no.0609】
インターネットの「的当てゲーム」は暗闇に向かって投げる。しかし回数に制限はない【no.0616】
暗闇の向こうの的に向かってボールを投げると、音が返ってくる。それを聞く【no.0623】
なんで数字が変化したかがわかれば、どうすれば数字が変化するかがわかる【no.0630】
インターネットのマーケティングは「やること」より「やったこと」を考える【no.0637】
毎日数字をつけていると、不思議なことに気づく。数字は日々動いているのだ【no.0644】
数字を毎日みることで「数字に疑問をもつ」ことが大事【no.0651】
インターネットは「興味」や「欲求」でスタートする。つまり、ユーザーの「目的」【no.0658】
「リアルがあればネットもある」は、お客様にとって当たり前になりつつある【no.0665】

第8章 実店舗のお客さんにネットショップを知ってもらう
まずは実店舗に来店したお客様に、ネットショップの存在を知ってもらうところから【no.0672】
ネットショップは「インターネットで初めて存在を知る」お客様を最初は対象にしない【no.0679】
「アイデアをください」。七海さんの要求に、麻間さんは妙な返答をしました【no.0686】
ポスターとチラシだけを活用して、ネットショップのアクセス数を倍にする【no.0693】
七海さんと友花里さんは、麻間さんの宿題について鬼切社長に相談することにしました【no.0700】
考えてみるしかない。試してみるしかない。やってみるしかない【no.0707】
ネットショップのアクセスを1日60人にするためのアイデア出し【no.0714】
チラシとポスターに固定の情報として載せる事項と特別な情報として載せる事項を考える【no.0721】
笹かまぼこを「プレゼントするとき」ってどんなとき・・!?【no.0728】
七海さんと友花里さんがつくった新しい「笹かまオニギリ」チラシ!その成果は・・?【no.0735】
カイゼンによって成果は変わる。「やること」自体が重要なわけではない【no.0742】
ネットショップのデータから、実店舗の施策を「定量的」に評価する【no.0749】
ネットショップにおける「定性的と定量的」「主観的と客観的」の関係性とは・・!?【no.0756】
ネットショップでは簡単にできるけど、実店舗では簡単にできないこと【no.0763】
次は「転換率」に注目してカイゼン策を考えてみよう【no.0770】

第9章 ネットショップを改善する
転換率は高ければ高いほどいい?転換率を考えることの難しさ【no.0777】
転換率を上げるためにネットショップの何を改善するか。トップページ?商品ページ?【no.0784】
ネットショップの転換率は「お尻」から改善していくのがセオリー!?【no.0791】
実店舗を利用した方のためにも、ネットショップで顔と名前を出そう【no.0805】
ネットショップとお客様の関係は「マジックミラー」。つまり、お客様からは丸見え【no.0826】
わからないから、全部やる。わからないうちは、余計な判断をしない【no.0833】
「やること」を決めたら、必ず「期限」を決める。このふたつはセット【no.0840】
実践施策を具体的なスケジュールに落とし込むことのもうひとつの価値とは【no.0847】
目的を本当に実現するため、工程をイメージし、スケジューリングする【no.0854】
ネットショップを成長させるため「やることと期限」ともうひとつ重要なポイントは?【no.0868】
「商品の魅力をもっと伝えるための画像カイゼン」というテーマの工程【no.0875】
モノゴトは「頭の外」で管理する。そうすればもっと今に集中できる【no.0882】

[1] 株式会社ECマーケティング人財育成(トップがブログ)
[2] ECMJ流!Eコマースを勝ち抜く原理原則シリーズ
[3] アンテナハウス・書籍一覧

アマゾンPODの便利な利用法

5月24日にアマゾンPOD(プリントオンデマンド)で、『スタイルシート開発の基礎』という本を発売しました。

XSLT

発行日:2016年5月
著者:アンテナハウス株式会社
サイズ:B5判 横組み
ISBN:978-4-900552-23-4
ページ数:192ページ(オンデマンド版)
価格(税込):2,462円(オンデマンド版)

★Webページ:スタイルシート開発の基礎―XML と FO で簡単な本を作ってみよう

この本は、XSL-FOを使って簡単な本を作るためのスタイルシート開発方法を解説したものです。早速、社内で若手を集めて勉強会を呼びかけたところ、参加希望者が5人集まりました。

弊社は、本社(東京)、名古屋と伊那に支店があります。さらに都内某所に開発室があります。で、なんと、勉強会参加者希望者が、4か所で5人という状態になってしまいました。

そこでテキストブックを配布する方法として思いついたのが、アマゾンのギフトです。POD本を購入して各事務所宛にギフトで送付しました。

東京本社は翌日に届きましたが、他の3か所は翌々日の昼から夕方にかけて次々に届きました。

勉強会テキストをPODで作ってばらばらの参加者にアマゾンで配達してもらう。これはとっても便利なPODの利用法です。勉強会はSkype会議で行う予定です。うまく行ったら、新しい勉強会スタイルとして紹介したいと考えています。

『XSL-FOの基礎 – XML を組版するためのレイアウト仕様』POD出版顛末記

『XSL-FOの基礎 – XML を組版するためのレイアウト仕様』のプリントオンデマンド(POD)による紙版が発売になりました。5月13日にPOD取次よりストアに配信されたのですが、本日、確認しましたところ、三省堂オンデマンド(神田本店のオンデマンド本コーナー)で発売となっていました。三省堂は19日付けですから6日後で発売です。既に10日を経過したのですが、アマゾンとか、ウェブの書斎、hontoウェブストアではまだ発売になっていません。

POD20160523
三省堂オンデマンド オンデマンド和書(その他出版社)の項

早速、三省堂に電話しましたところ、1冊30分かかるということでした。そこで3冊注文して夕方帰り道に立ち寄って入手しました。次の写真です。

IMG_0883

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『XSL-FOの基礎』の元ネタは、2001年から2002年頃のセミナーのテキストです。XMLが登場したのは1998年、XSL-FOは2001年に最初の仕様(V1.0)が完成しました。弊社では、その頃、XSL Formatterの販促のため、XSL-FOのセミナーを十数回開催しました。それから十数年経過しました。そのうち、セミナーだけでは人が集まらなくなり、ワークショップ(XSL School)形式にしてしばらく行っていました。XSL Schoolはイーエイドの藤島さんがXSL-FO解説を担当されていましたが、残念ながら藤島さんはなくなられてしまいました。そこで、今回はセミナー以外の方法として本の出版を企画しました。

XMLドキュメントはニッチな分野です。XMLドキュメントを組版するのはXMLの中でもニッチです。XSL-FOはそういう意味ではニッチを二乗した分野になります。特に日本国内では商業書籍のテーマとしての成立は望むべくもありません。このため十数年経過しても、まだ日本ではXSL-FOをきちんと解説した書籍は発行されませんでした。世界でも数少なく、英語でも古くからある本が数種類のみで、XSL-FOを解説した新刊本はありません。『Definitive XSL-FO』のKen Holmanさんももはや引退モードです。但し、なぜか、ドイツ語では新しく数冊出ています。さすがにグーテンベルグの国だけあります。

しかし、こうしたニッチな世界でもPODを使えば出版自体は成り立ちそうです。CAS-UBは、もともと、こうした用途を狙っていたものです。ということで、昔のテキストをCAS-UBを使って書籍用PDFとし、POD出版を企画してみました。XSLはV1.1になって新しい機能がいろいろ追加されていることもあり、仕様書と格闘すること2カ月弱かかりましたが、ようやく初版ができあがりました。

ゼロから書けば、少なくとも3か月位はかかるでしょう。そうしますと出版単独で人件費までカバーするのはなかなか難しいと思います。ビジネスとしてうまく回す方法はないものでしょうか? もう少し、いろいろトライしてみたいと考えています。

[1] facebook
[2] XSL-FO の基礎 – XML を組版するためのレイアウト仕様
[3] PODで『XSL-FOの基礎』の出版を準備中です。
[4] 『XSL-FOの基礎』画像制作のこと。Word経由でインポートした画像は印刷品質の劣化が激しいため、第2版ではできるだけSVG形式に変更した件。
[5] 『XSL-FOの基礎 第2版』は全文をWebでも公開。CAS-UBのWeb生成機能でプリントオンデマンド用PDFもWebページもワンタッチで完成。

『XSL-FOの基礎』(草稿)をFormatter Club会員向けに配布中。

御承知の方も多いかと思いますが、最近、Amazon を始め様々なオンライン書店からプリントオンデマンド(POD)による書籍の販売が始まっています。

PODは、PDFを書店に預けておき、受注の都度、プリントと製本をして届けるという方式です。その方式の特性上、採算を目標とする商業出版にはあまり向かないと思います。しかし、商業出版では採算に合わないような少部数の出版物や、普及啓蒙を目的とする出版で活用できると考えております。

そこで、その実践として、この度、昔「XSL-School」で使用していましたテキストを刷新してPODで販売することを計画しました。このテキストは、2001年~2002年にXSL Formatterの草創の時代に作成したものです。

現在、この内容を見直してPODなどで販売する準備を進めております。本のタイトルは『XSL-FOの基礎』(XML を組版するためのレイアウト仕様)を予定しています。

XSL-FO-Book

本書は、XSL-FO V1.1の仕様をご理解いただくことを目的としています。本書で解説しておりますのは、標準の仕様書の範囲内ですので、アパッチのFOPなどのオープンソースXSL-FOプロセサでも共通であり、弊社AH XSL Formatter V6.3のユーザーでない方でも活用いただけるものです。

当初のテキスト作成時は、XSL-FOプロセサの完成度、XSL-FOの仕様書の実装度合も不十分でした。現在、XSL-FO V1.1の仕様書に沿って内容を見直し、仕様書に書かれた内容をサンプルFOとしてAH XSL Formatter V6.3で作成しています。10数年を経て、XSL Formatterの完成度が高くなっていることが実感できました。

現在、関心をお持ちの方にレビューいただきながら改訂を進めています。本書完成するまでの間、Formatter Clubの会員向けに配布しております。関心をお持ちの方は、ぜひFormatter Clubにご参加いただき、本書へのご意見をお寄せください。

Formatter Clubの参加方法は次のWebページにございます。

AH Formatter:Formatter Clubについて

なお、本書は完成後は、PODで販売を計画しており、無料配布は完成までの期間のみとなります(完成版と同時に無料配布は終了の予定です)。予めご了承くださいますようお願いいたします。

平日に買い、休日に読む? 

アマゾンの電子書店:キンドル・ダイレクト・パブリッシング(KDP)には、KDPセレクトという設定ができます。

KDPセレクトに設定すると、1冊販売する毎のロイヤリティが高くなります。それだけではなく、さらにプライム会員向けのKindle オーナー ライブラリー(KOL)に登録されます。KOLは、月に1冊本に限り自由に読むことができる本の一つになります。

KDP出版社向けのレポートには、販売部数と読んだページ数が表示されます。

1月16日に発売した『PDFインフラストラクチャ解説』ですが、発売にあたり、KDPセレクトに設定しました。

アマゾンでKDP実績レポートを見ますと、次のようになっています。

2016-01-26

先週中に、13冊販売しました。それとは別に、KOLで190頁強読んでいただきました。

面白いのは、KOLの読書が1月24日日曜日に一番多くなっています。購入いただいた方と、お読みいただいた方は同一人ではないのでしょうが集団としては、平日に購入し、休日に読む、と言えそうです。

『PDFインフラストラクチャ解説』 0.55版を公開。無料配布の最終版となります。

2005年10月にブログ「PDF千夜一夜」を開始してから既に満10年を経過しました。

「PDF千夜一夜」はブログを1000日間連続で書き続けるというものでしたが、大勢の方にご愛読いただきました。

PDF千夜一夜 全記事一覧

その記事を中心に、さらに新しい話題を追加し、編集・執筆してきました『PDFインフラストラクチャ解説』。本書は、CAS-UBによるワンソース・マルチユースのユースケースとして、PDF、EPUBの形式で同時に作成するほか、随時プリントオンデマンドで紙の本をサンプルとしても作ってきました。

現在、0.55版を公開しています。

『PDFインフラストラクチャ解説』0.55版(EPUB,PDF)無料ダウンロード ~12月初旬まで
2016年1月に本書発売となり、無償配布を終了させていただきました。(『PDFインフラストラクチャ解説』POD版とKDP版が揃い踏みとなりました

PDF-144px

12月には1.0版として発売する予定です。

今般、弊社では、アマゾン、三省堂書店、ウェブの書斎、honto.jp、楽天ブックスなどのストアから、CAS-UBで制作した本をPOD方式で販売するサービスを始めることになりました。

お知らせ: CAS-UBで作ったPDFを、アマゾンなどから紙の本として出版するサービスを始めます。

12月には『PDFインフラストラクチャ解説』をそのルートで販売開始します。本書は、現在、内容の最終チェックと索引整備の作業に入っています。12月にストアで販売開始後は、勝手ながらPDFとEPUB版の無償ダウンロードは終了させていただきます。いまが、最後のチャンスです。

微力ながら、満10年かけて作りました。手に入らなくなる前にPDFとEPUBのダウンロードをお急ぎください。

『本と装幀』にみる本のかたちに関連する用語

『本と装幀』(田中薫著、沖積舎、2003年発行)

20150505
著者はあとがきで、

現在は「出版の概念」が、大きく変わりつつある時代でもある。だから、「紙に印刷して製本したものが本である」という概念だけが、正しいと言える時代がいつまで続くのかは、誰にもわからない。(p.263)

と述べているが、確かにその通りだと思う。

本書は、本のかたちについて、主に装幀などの観点を中心とする「装幀論」である。ところで、いままでいくつかの本を読んだ範囲では装幀という言葉の意味する範囲は分り難い。著者は大学の先生でもあり、本書ではさまざまな用語の解説も行われているので、本のかたちに関連する用語が本書でどのように規定または使用されているかをまとめてみる。なお、本書には和製本と洋製本の章が設けられているが、以下の用語はほとんど洋製本に関するものと言って良いだろう。

・製本(Book Binding):「加工作業」、「手書きまたは印刷された紙葉を、書物という形に作り上げる不可欠の工程」(p.28)、「紙を順序にまとめて、綴じ、縫い、糊付けするなどして、表紙に接合する作業のこと」(p.29)
・装本(Book Binding Design):「外装、体裁を整えること」「表紙、見返し、小口などに体裁上のデザインを加味すること」(p.29)「製本の設計図を描くデザイナーたちの作業部分」(p.30)
・新装本:判型も装幀も変えて新発行し、新刊扱いをして流通させること(p.21)
・装幀:「日本では、このような書籍の外装や体裁など、主として外観、つまり外回りに関するデザイン上の処理、あるいは、その仕様のことなどを、一般的に〈装丁〉という言葉で表現している。」(p.42)「書物における装幀デザインは、工業製品における意匠デザインや、流通などの便宜性のために、それらを収めるパッケージ・デザインと同じような機能を持っている」(p.73)[1]
・装幀デザイン:装幀と装幀デザインの関係は明示的に定義されていない。「装幀デザインは、… 完全版下という形で入稿することが多くなってきた。」(p.97)
・(装幀)デザイン・ポリシー:「基本的な編集意図を踏まえたデザイン方針」(p.143)、編集担当者と著者の間で討議する(p.146)
・ブック・デザイン:明示的な定義はないが、ブック・バインディング・デザインと同一のようだ。(p.30)
・装幀デザイナー:「装幀デザインを専門とするデザイナー」(p.41)
・ブック・デザイナー:明示的に定義していないが、装幀デザイナーと同一のようだ。(pp.217-219)
・装幀デザイナーの仕事:「(並製本の雑誌では)デザイナーの出番は、表①とよばれる、表表紙と背のデザイン・レイアウトに尽きてしまう」(p.84)、「(上製本では)単に表紙に表面的なデザインを加味するだけでなく、見返しや扉、帯、花布の選択、奧付のレイアウトなどのほか、各種の函なども含めると一冊の本をデザインする上での構成要素は大変多いものである」(p.85)「カバーはもっとも重要な装幀デザインのファクターの一つ」(p.95)
・装幀家、装幀作家:初期の装幀デザイナーのことのようだ(p.175)洋式製本とともに誕生、橋口五葉が初期。グラフィックデザイナーの活動の一環である。(p.173)
・本の中身:外側の体裁と対比している。(p.109)文章主体から、「写真や図版を見せることで正立している」本が増えてきた。(p.112)
・レイアウト:「文章や写真の美的で効果的な配置、つまりその並べ方のこと」(p.118)
・タイポグラフィー:「もともと活版による、文字の配列などのデザインのこと」(p.110)「今日では、ある種の誌面構成、レイアウトなども」(p.112)
・エディトリアル・デザイン:「版面の設定」、「活字の組み方、大きさ、書体などをどうするか」(p.109)「書籍や雑誌の中面のデザイン」「和製英語」(p.116)、「誌面構成のような、編集技術についての事柄を言おうとしている時に使うのは、用法としておかしいのかもしれない」(p.117)
・エディトリアル・デザイナー:「誌面構成に関するデザインを専門的に行う」(p.113)「昭和30年代に入ってから」(p.115)、編集デザイナー(p.116)

[1] 「2 製本と装本」では、装本という言葉を使い、「3 装幀とはなにか?」では装幀という言葉を説明している。どうも、装本と装幀という言葉を同じ意味で使っているように見えるが、定かではない。また、「3 装幀とはなにか?」で引いている『デザイン小辞典』(山崎幸雄他)、『執筆編集校正造本の仕方』(美作 太郎)では、組み方、判型なども装幀に含めているが、本書では、どうも組み方、判型などは含めていないように読める。しかし、「デザインを加味するファクターとして必要なところは、…外側の「目に見える部分のすべて」と言っても良いだろう。」(p.102)という表現もあるので判型などを含むという解釈もできる。本書は全体的に用語の統一がとれていないのが気になる。