『マニュアルEPUB化ハンドブック2014年版(EPUBマニュアル研究会報告書)』POD版ができました。

昨日は、ビジネスプラットフォーム革新協議会(BPIA)の第71回 目からウロコの「新ビジネスモデル」研究会がありました。

BPIA目からウロコの「新ビジネスモデル」研究会 

第71回は、「EPUBで広がる業務マニュアル・操作マニュアルの世界」と題してEPUBマニュアル研究会・座長の木村修三氏より、研究会の2013年成果を踏まえての報告がありました。

先日、ブログで紹介しましたとおり、研究会報告書は、アマゾンKDPにてKindle版として販売しています。

『マニュアルEPUB化ハンドブック2014』(EPUBマニュアル研究会報告書)が発売になりました。

CAS-UBの特徴は、PDFも同時に作ることができるということです。そこで、研究会に間に合うように急いでプリント・オン・デマンドで紙の本を作りました。

こんな感じです。
epubmanual-front
図1 表紙

EPUBManula-toc
図2 目次

EPUBManula-cont図3 本文

EPUBManula-index
図4 索引

epubmanual-back
図5 裏表紙 (アマゾンe宅で本を売るにはバーコードが必要です)

紙の本も11/28にアマゾンe宅販売で登録し、販売開始しました。画像はまだ表示されていません。POD本はアマゾンの入庫依頼がないと送付できないので、現時点では、在庫切れになっています。社内には在庫はあるのですが・・・

20131128

作成方法を紹介します。

本書は、著者の皆さんに原稿をWordで用意していただきました。Word文書はスタイルを使って変換しやすいように作られています。原稿をCAS-UBにインポートして、簡易マークアップ付けします。
簡易マークアップの状態で、若干の編集作業を行ないました。具体的には、リンクの設定、注の設定、索引の作成などです。
最後に、PDF(印刷用)、PDF(表示用)、EPUB、Kindle(mobi)を作っています。
内部では簡易マークアップ→XML(ほぼXHTML)→(自動組版)→PDF、XMLからEPUBなどという処理です。

日程は、Wordの原稿が完成したのは11月18日。18日~19日にWordからCAS-UBに変換し、編集と索引の作成を行ないました。19日夜に著者に最終確認していただき、20日に少し修正。Kindleは21日11時にKDPにアップ完了。21日18時ころKindleで販売開始ということになっています。Kindle版は、発売後2回マイナーな改訂を行なっており、現在は1.02版です。KindleのKDPで出版物を改訂してリリースするプロセスはかなり速く回ることがわかりました。1サイクル6,7時間です。アマゾンはサービスがすばらしいですね。

POD版は、20日18時にPOD業者にPDF引渡し、26日納品でセミナー会場に持参しました。

EPUBManualFlow

Wordで原稿を書く際に、アウトラインスタイルなどをきちんとつけていれば、10日位で本まで作ることができます。アンテナハウスでは、今後こうしたサービスをモデル化して紹介していきたいと考えています。

関連情報:『マニュアルEPUB化ハンドブック2014年版  EPUBマニュアル研究会報告書』

CAS電子出版 EPUB版2タイトルをiBookstoreから。『DITA CCMS調査報告2013』製本版アマゾンから。それぞれ販売開始。

『魔性のプレゼンテーション』を10/4 iBookstore(iTunestore)で販売開始したのに続いて、『転職の法律があなたを守る ―転職の法律36か条―』、『簡単解説20ヶ条 消費税アップ ―その原則・特例と経過措置―』も販売開始しました。

『転職の法律があなたを守る ―転職の法律36か条―』(EPUB版)280円(税込み)

『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ』(EPUB版)360円(税込み)

『DITA CCMS調査報告2013』(印刷製本版)52,500円(税込み)

『DITA CCMS調査レポート 2013』を発刊。プリント版、EPUB版、Kindle(mobi形式)版を同時に発売します。

本日より3日間、DITA Festa 2013 Autumnの開催です。今回のDITA Festaは、午前中に啓蒙的なセミナーを実施、午後は会員等によるプレゼンテーションになります。

DITA Festa 2013 Autumn(本日より開催)

アンテナハウスでは、DITA Festa開催のタイミングにあわせて、『DITA CCMS調査レポート 2013』を発刊します。

DITAの制作は、コンテンツをトピックという小さな単位(コンポーネント)毎に編集します。そしてひとつの出版物は大量のトピック(XML形式)や画像などのバイナリーのデータから構成することになります。従ってDITAにおいては、膨大な数のコンポーネントを管理するためにCCMS(コンポーネント・コンテンツ管理システム)を導入するのが一般的です。

また、DITAで制作したコンテンツを多言語に翻訳することになりますが、CCMSは翻訳管理の機能を受け持つこともあります。

欧米では、DITAの市場が拡大するに従い、多数のCCMSが登場しました。また、日本製のCCMSも登場しています。このようにユーザー企業のDITA CCMS選択肢が増えています。しかし、日本に支店・代理店をもたない海外企業の製品も多いことなどから、ユーザー企業がDITA CCMSの網羅的な情報収集するのは時間とコストがかかります。

そこで、アンテナハウスは、矢内テクニカルサービスと共同でDITA CCMSの製品調査を実施しました。その調査報告書ができあがりました。

○書誌情報
・書 名:『DITA CCMS調査レポート 2013』
・発行日:2013年10月
・著 者:矢内英彦
・発行所:アンテナハウス株式会社CAS電子出版

○ISBN
印刷版(B5判 126頁) ISBN 978-4-900552-10-4
EPUB3形式、Kindle(mobi)形式 ISBN 978-4-900552-11-1

○価格
印刷版:52,500円(税込み)
電子版:36,750円(税込み) 

☆電子版はDRMフリーですが、著作権者または発行者の許可なく複製を禁止しています。

○Webページ
『DITA CCMS 調査レポート2013』

○販売方法
当面の間、アンテナハウスの直販のみとなります。
こちらの申込書でお申し込みください。
申込書(PDF)

○ちらし
20131023
(ご注意:Kindleストア、iBookstoreからは、現時点では配信しておりません。)

9月12日【電子書籍 売れるために必要な4つのポイント】セミナー終了しました

9月12日のエクスイズム主催セミナー【電子書籍 売れるために必要な4つのポイント】無事終了しました。

舛本哲郎氏の売れるために必要な4つのポイントの話が主役でした。舛本さんは、セミナーの話を中心に電子書籍を制作中で、完成次第参加者に特典として提供いただけるそうです。楽しみですね。

アンテナハウスでは、PDFとEPUBの両方を作って売るということについてを中心に、かなり本音のお話をさせていただきました。

https://fbcdn-sphotos-f-a.akamaihd.net/hphotos-ak-ash3/s403x403/1240159_424390714347958_966827789_n.jpg

最後の質疑応答はいつもよりもかなり熱心なご質問をいただきました。本音が良かった?

次から、アンテナハウスのプレゼン資料をご覧いただくことができます。
配布資料(アンテナハウス)

さて、今月はあと来週のJEPAの新製品案内が残っています。

『PDFインフラストラクチャ解説』の0.35版を公開しています。PDFにおけるJavaScriptの節が追加になっています。

報告が遅くなりましたが、『PDFインフラストラクチャ解説』は、8月2日に14.3節 PDFにおけるJavaScriptの項目に内容が入りました。

7月は2回更新です。

『PDFインフラストラクチャ解説』は、仕事柄PDFを使いこなすことが必要となる専門家、技術者を対象としてPDFを使うこなすためのできるだけ正確な知識を提供することを目標としています。

PDFは、紙に印刷する内容をデジタルで完全に表すことができる、という点で20世紀最大の発明と思います。

それだけではなくて、JavaScriptによって動的なアクションも定義されるなど、紙を超える機能もあります。

本書も広範なPDFの機能を、まだ紹介しきれていない状態なので、がんばって改訂を続けて、早く公刊にこぎつけたいものです。

PDF版とEPUB版を公開しており、無料でダウンロードしていただくことができます。
ダウンロードへは次の画像をクリックして進むことができます。

cover-thums

【追記:2016/1/21】
2016年1月に本書発売となり、無償配布を終了させていただきました。(『PDFインフラストラクチャ解説』POD版とKDP版が揃い踏みとなりました
【追記:ここまで】

8月1日 CAS-UB V2.2ベータを公開しました。参考文献リストの自動生成など専門的な書籍の制作機能とマークアップ支援ボタン・ドラッグ&ドロップ構成編集など使いやすさも向上

8月1日の定期メンテナンスにてCAS-UBのV2.2ベータ版を公開しました。

V2.2では「機能追加」、「編集の操作性向上」、「メニューの変更」を行ないます。「機能追加」に記載の新規項目は正式サービス開始までベータ版の位置づけになります。

機能の追加

  • フォント埋め込み機能を追加します。ユーザーがアップロードしたフォントを埋め込むことができます。フォント・フォルダーにアップロードしたフォント名をマークアップで指定するとともに、フォントファイルをEPUBに埋め込みできるようにしました。
  • 参考文献作成機能を追加しました。ユーザーが参考文献フォルダーにアップロードしたBibファイルから参考文献一覧を自動作成します。BibTeXのような機能です。Bibファイルに記述した文献には参考文献IDが自動的につきます。参考文献ID参照からリンクを作成できます。
  • SVG記事の機能を追加しました。全画面SVGをEPUBに登録することができます。
  • 数式編集機能を強化しました。数式はMathML、SVG、LaTeXで記述することができます。また、ブロック数式に数式IDを付与することで、数式番号を自動生成できます。

編集の操作性向上

  • 「記事内容編集」画面の記事タイトル編集フォームの下に、CAS記法マークアップをボタンで入力する「マークアップ支援ボタン」を追加しました。「見出し」「箇条書き」「表」「画像」「テキスト配置」「強調」「ルビ」「索引」「インクルード」「リンク」「ID参照」のマークアップができます。
  • 「構成編集」でファイルを選択してドラッグ&ドロップで順序を入れ替えたり、記事ツリーの親・子関係を変更する機能を追加しました。
  • 「ID一覧を更新する」ボタンがつきました。「ID参照」に表示するIDの一覧が古いままのとき、最新情報に更新できます。
  • 編集中の記事の保存をショートカット(Ctrl+Alt+S)でできるようになりました。
  • 【注意】記事本文編集フォーム下の「画像アップロード」「インクルードアップロード」は、画像とインクルード・ファイルのアップロードのみでマークアップはできなくなりました(V2.2完成までに改善予定)。

メニューの変更

  • 「出版物一覧」/「出版物情報編集」/「出版物新規作成」のメニューバーを廃止しました。
  • 「出版物一覧」は「ホーム(出版物一覧)」に統合しました。「出版物情報編集」は「書誌編集」に変更して、編集メニューに統合しました。「出版物新規作成」は出版物一覧画面のメニューバー左端のものに統合になります。
  • 「構成編集」の記事ツリーの各記事タイトルのリンクが変更になります。
     〔旧〕タイトルのクリックで内容表示でした。
     〔新〕タイトル左のアイコンをクリックすると記事の内容表示になります。ペンシル形のアイコンをクリックすると記事編集画面になります。
  • 「主原稿」の名称を「出版物」に変更し、出版物のタイトルもあわせて表示します。
  • 「記事編集」の記事ツリーの各記事タイトル左のアイコンをクリックすると当該記事の内容表示になります。
  • 「内容表示」の画面のメニューに「ホーム(出版物一覧)」へのリンクを追加しました。

その他

  • V2.2利用ガイド(仮)を公開しました。

「消費税・相続税 早わかりセミナー」     ~~ 制度変更への対応 ~~

消費税率引上げまであと半年余りとなってきました。
消費税の仕組み、その原則と特例、経過措置について「簡単解説20ヶ条 消費税率アップ」 の著者である小林秀男がお話します。

そして平成27年からは相続税の課税範囲拡大が既に決まっています。
いま注目の消費税と相続税について専門の税理士がわかりやすく解説いたしますので会社務めをしている方、個人事情主の方に大いに役立つ内容。

参加された方全員に 『簡単解説20ヶ条 消費税アップ ―その原則・特例と経過措置―』[1]
(2013年6月発行) の印刷版を贈呈します。

開催日時
2013年8月23日(金) 18時30分~20時50分(21時終了)
受講料3,000円(税込)

開催場所
市ヶ谷健保会館 E 会議室(定員35名)
東京都新宿区市谷仲之町4-39 
市ヶ谷健保会館   

第1部
簡単解説 消費税率アップ
・新税率適用の原則と経過措置
・いま対応すべきこと  (ディード経営税務事務所代表 税理士 小林秀男)

第2部
簡単解説 相続税制改正への対応
・基礎控除の引下げ
・土地や株式の評価のあらまし
・いま考えられる対応       (ハンドメイドAC代表 税理士 村上光)

参加ご希望の方は事前予約お申し込みください。
定員35名(事前予約制)
お申込みはこちらから 
エクスイズムのWebページ

セミナー案内(PDF)ダウンロード
 

簡単解説 「消費税・相続税 早わかりセミナー」についてのお問い合わせは
株式会社エクスイズム 営業部まで
お問い合わせ
→ https://www.exism.co.jp/contact/form/forminq.html
→ exsales@exism.co.jp
→ 03-5229-8761

[1] 『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ』プリント版できました。

「国際電子出版EXPO」最終日。本日も『簡単解説20ヶ条 消費税アップ ―その原則・特例と経過措置―』を配布します。

今日は、電子出版EXPO最終日です。

弊社ブースではCAS-UBという、電子書籍を編集・制作するWebサービスを中心に紹介していますが、今回はCAS-UBで制作したPDFを印刷・製本した紙版の『簡単解説20ヶ条 消費税アップ』という冊子(72ページ)を無償で配布しています。

「電子書籍のEXPOでなぜ、紙本を配布?」と疑問をもたれる方もいらっしゃいますので、簡単に説明させていただきます。

1.書籍の制作はInDesignがデファクト・スタンダードである。

1980年代にMacintoshと同時にDTP(デスクトップパブリッシング)が登場して30年弱を経過しました。DTPによって、印刷する書籍の制作フローは完全にそれ以前と変わってしまいました。

この間、主要なDTPソフトがいくつか現れましたが、現在は、アドビのInDesignが日本の書籍制作市場を席捲しています。

InDesignは、機能的には非常に優れたソフトのようです。操作の習得には若干のトレーニングが必要なようですが、アドビの上手なマーケティングに加えて、仕事が確保できるということで、InDesignを使える制作担当者は数多くなりました。

印刷会社への入稿もPDFのような標準形式で入稿するだけではなく、いまはInDesignのデータ入稿も一般的になっているようです。

このように最近の出版・印刷業界では、InDesingがデファクトになっています。

2.書籍の出版においては、すでに紙と電子(EPUB、Kindle)の同時発行が課題に

昨年前半位までは、電子書籍を発行すること自体が課題でした。

しかし、昨年後半からEPUBを中心とする電子書籍が売上に寄与し始めています。つまり電子書籍ビジネスが立ち上がっており、現在は、既に紙と電子(Kindle、EPUBが主流)を同時に刊行することが大きな課題になっているようです。

制作という面に限れば、InDesignのデータを速やかにEPUB化することがテーマとなっています。

しかし、InDesignは紙への印刷用データを作るために最適化されているため、InDesignデータをEPUB化するのは手間がかかってなかなか大変なようです。紙と電子の同時刊行を実現するには、短時間でEPUBを作る必要がありますが、レイアウト指定の方法によってはかなりの手間がかかり、コストも発生します。

これは、2013年現在の業界の大きな課題です。

解決策はいろいろあります。アドビはInDesignを機能アップしてEPUB書き出しの精度を上げようとしています。また、InDesignでのレイアウト指定の仕方を工夫してEPUB化の負荷を減らそうという試みもあります。

3.CAS-UBはもっと抜本的な解決策を提唱するものです。

2項の話は、従来のワークフロー、すなわち、まず、紙があり、次に電子、という順序を前提とし、その延長線上の話です。

しかし、いずれこの順序が逆転する日がやってくることになるでしょう。単純に、発行点数の伸び率だけから言ってもいつか逆転する日が来るはずです。

つまり、先に電子版をつくり、次に紙版を作る、いわゆるデジタルファーストというワークフローの時代が到来するはずです。

InDesignはデジタルファーストには適切なツールではありません。デジタルファーストを実践するにはツールの入れ替えが必須でしょう。

こうしたことを予測してCAS-UBはデジタルファースト時代のツールの王座を狙っています。

デジタルファーストの時代でも、紙の本は、引き続き、InDesignで作ることになるかもしれません。

しかし、電子書籍(EPUB版)と紙の本をワンストップで作り出すことができれば、飛躍的に便利になるはずです。

このためには、少なくとも現在、InDesignで作られているのと同じクオリティの紙版をCAS-UBで作り出せるようになる必要があります。また、これを多くの人にアピールする必要があります。

単純化した説明ですが、今回の国際電子出版EXPOにおいて、紙版の『簡単解説20ヶ条 消費税アップ』を配布している理由は以上のとおりです。

[1]国際電子出版EXPO。アンテナハウスのブースは、「26-51」です。どうぞお立ち寄りください。

『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ』プリント版できました。本日より、電子出版EXPOで配布します。

CAS-UBで制作した『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ -その原則・特例と経過措置-』のプリント版ができました。

カバーがいいですね。

20130703a

プリント版なので当たり前ですが、ボリュームもあります。

20130703c

国際電子出版EXPOで配布します。お名刺と交換でよろしくお願いします。

弊社では、さっそく役員会と営業社員に配布しました。この本読んで、今後の営業に、消費税対策を盛り込むことが課題です。

ところでこの本の校閲ではEPUB版を作って、iBooksでコメントを入れて、コメントを著者にメールで送信するという方法を数回繰り返しました。この方法は結構便利ですよ。ただし、iBooksのコメントをメールで送ると平文になってしまうところが問題。うまく伝わらず、最後まで直らなかったところが1箇所ありました。ちょっと残念。

このあたりのワークフローはCAS-UBにうまく盛り込みたいのです。

また、EPUBのレイアウトについては、画像をフロートしたいということで次のように調整しました。

1)原稿をCAS-UB上で著者と共有。
2)画像に次のようなマークアップを行なう。[4]

左に寄せる画像に次のようにマークアップ
[[[:fig:float-start
画像
]]]

右に寄せる画像に次のようにマークアップ
[[[:fig:float-end
画像
]]]

3)style.cssに次のようにCSSを追加

/*——————————-*/
/* フロート解除     */
/*——————————-*/
h1,h2,h3,
.level4 {
clear:both;
}

/*——————————-*/
/* 画像フロート設定    */
/*——————————-*/

.float-start {/*左寄せ*/
float:left;
margin:10px;
}

.float-end {/*右寄せ*/
float:right;
margin:10px;
}

4)style.cssをCAS-UB上の出版物の「スタイル」に追加。これで画像のフロートができます。

あと、コストのことを申し上げますと、この本は著者印税+印刷・製本費を含めて1冊約400円です。GoogleのAdwords広告の良いポジションの2クリック分位でしょう。Adwords広告数クリック分で本を作ってばらまけるということは、紙は安いと言いますか、Googleがぼったくっていると言いますか。

ということで、国際電子出版EXPOで、プリントの本を作ってばらまくという反革命行動に出たいと思います。

○関連
[1] 『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ』を電子出版EXPOで500名に贈呈
[2] 『簡単解説20ヶ条 消費税率アップ~その原則・特例と経過措置~』 (やさしい法律シリーズ)発売、裏話
[3] 「簡単解説20ヶ条 消費税アップ ―その原則・特例と経過措置―」(抄録本)(EPUB版)
[4] この画像のフロートは、6月20日のアップデートからPDF生成でも有効になっています。

『PDFインフラストラクチャ解説』第2回目の試作BODできました。電子出版EXPOにてご覧いただくことができます。

7月1日『PDFインフラストラクチャ解説』の第2回目のBOD(ブックオンデマンド)試作版ができあがりました。CAS-UBで原稿を執筆して制作したものです。7月3日から開催の「電子出版EXPO」会場にてお手にとってご覧いただきたいと存じます。

20130701c

20130701b

第1回目は2月でしたので、第2回目までに4ヶ月経過しました。この間の変更点は次の通りです。

1.組版の変更

○初回試作のBOD版について組版の専門家に評価していただきました。評価いただいた結果によりCAS-UBのPDF生成レイアウトについて主に次のような点を改めました。
(1) 基本版面にY15a (B5判39文字、33行、10ポイント)を追加して、第2回目はこちらで組版しました。第1回目はY15(B5判38文字、30行、10ポイント)でしたが、ゆったりしているという印象が強かったようですのでもう少し詰めてみました。
(2) 見出しの配置を変更。第1回目で行頭寄せの方が無難という意見が多くありましたので、見出しを中央から行頭寄せに変更しました。但し、行頭1文字を空けています。(行頭を左詰めという意見が多かったのですが、実際の書籍を見ますと、1文字空けているものも多く見られます。)
(3) 章・節番号の形式を変更、章・節番号と見出しテキストの間の空き、図とキャプションの間の空きなどの空きを調整しました。
(4) 図のキャプションを下に、表のキャプションを上に設定しました。
(5) 表セル内の文字のサイズを本文の0.9倍(0.9em)、行送りを1.5emに変更しました。
(6) 注をすべて脚注に変更しました。

なお、PDFレイアウト詳細設定に機能がなかったものは機能を追加しています。PDFレイアウト詳細設定には非常に多数の設定項目がありますが、組版の専門家の意見を元にして既定値の組み合わせを決定して、それを推奨パターン(推奨テーマ)として用意し、ユーザーは推奨テーマを使うことで専門知識なしに専門家の作った組版と同じ結果を得られるようにしたいと考えています。

2.表紙の変更

表紙に無料素材画像を使っていたのですが解像度不足のため、新たにデザインしました。

3.内容の変更

内容も第1回目は0.24版(2/22)から今回は0.33版(6/20)にバージョンアップしています。主な変更は次の通りです。

(1) 9.2節 PDFにおける構造の項を追加
(2) 9.3節タグ付きPDFを追加
(3) 14.1節 Web最適化の記述を追記・編集
(4) 14.2節 アクセシビリティを追記
(5) 21.1 ~21.4節 PDF電子署名、タイムスタンプを追加。
(6) 22.6節 PDF/Aの作り方の解説を追加
(7) 22.7節 PDF長期署名(PAdES)の節を追加。
(8) その他細かい変更

内容はだいぶ増えましたが、基本版面の変更で総ページ数は前回とほぼ同じになっています。

4.参考文献の形式を変更

参考文献の形式をいろいろと調査した結果、MLA方式[2]に準じた形式を採用することにして、参考文献の形式を全面変更しました。参照元の参照形式も書き直しています。MLA方式を採用したのは、参考文献の書き方を具体的に詳しく説明していること、ウェブを参考文献に記載する方法が充実していることなどが主な理由です。

参考文献の記載方法はおおむね次の順序です。
①著者名またはそれに準じる団体名、②記事名、③書名、④発行所、⑤発行年月、⑥媒体、⑦ウェブのときURL、⑧URLへのアクセス日

発行年月が発行所の後ろに付くこと、媒体表記が特長です。

できあがったページは次のようになります。

20130701d

もともとブログの記事でしたので、文章中に外部リンクを多数埋め込んでいましたが、これらをすべて参考文献に移して、参考文献から外部リンクをするようにしました。

CAS-UBは、電子書籍(EPUB、Kindle)を制作するのにご利用いただくことが多いのですが、今後の出版において紙の優位性はまだかなり長い間続くものと予想されます。そこで、紙と電子の両方の形式を簡単に制作することができるようにすることを開発目標のひとつとしています。BOD版の試作はその実現に向けての取り組みの一つとなります。

5.EPUB版、PDF版はWebから配布しています。
『PDFインフラストラクチャ解説』(EPUB版、PDF版)は無料でダウンロードしていただくことができます。→CAS電子出版の紹介

2016年1月にPOD版とKDP版を発売しました。これに伴い、無料配布は終了いたしました。

[1] 『PDFインフラストラクチャ解説』をプリントオンデマンドで本にしてみました
[2] 「MLA Handbook for Writers of Reseach Papers, Seventh Edition」(Modern Language Association, 2009)